赤子がいるうちは朝ごはんは洗面所

嘘みたいな本当の話です。

我が家は、夫の育休があける生後4ヶ月までは、赤ちゃんはずっとリビングで過ごしていました。そのため、赤ちゃんが寝ているときは、生活音を出さないように気をつけて過ごしていました。

我が家は夫とシフト制でお世話を交代しており、私は明け方から夕方までを担当していました。明け方、交代時間の前に朝ごはんを食べておきたいのですが、そのタイミングで赤ちゃんが寝ていたら、音を立てることはできないので、最終的に洗面所で食べるようになりました。

そこまでの過程もあるので、今日はそんなお話です。

6時交代のときはリビングで食べていた

我が家の育児シフトは、12時間での交代をとっていました。最初のうちは、6時と18時に交代していました。そのうち4時と16時交代に変更します。

最初の6時交代のときは、交代前の5時に起き、朝の身支度をして、朝ごはんを食べて、そして6時に交代をしていました。このタイミング的にちょうど赤ちゃんが起きてミルクをあげる時だったので、リビングで朝ごはんを食べていることが多かったです。そうはいっても、あまり作ったりせず、パンとレンジでチンしたソーセージとレンジで作った目玉焼きとカット済みのレタスを食べる程度です。(十分ちゃんとした朝ごはんだと私は思っています)

レンジを使うので、音がなるので、だいたい赤ちゃんが起きているタイミングなので使うことに何の躊躇もなく使い、食べていました。この頃は特に何も困っていなかったと思います。夫がミルクをあげているのを食べながら眺めていたというふうな記憶があります。

4時交代になり事態は一変した

夕方の黄昏泣きが激しく、私が泣き声に弱くて心まで疲弊していまうので、夕方の時間帯を夫が見てくれることになりました。夕方16時頃から黄昏泣きを始めることが多かったので、4時16時の交代に変更しました。

最初はそれでも今まで通りに5時頃に朝ごはんを食べようと思っていたのですが、ちょうどミルクを上げる時間だったりして、食べれないことも多く、夫も私が朝ごはんを食べないのは心配だからちゃんと食べれるようにしてほしいと訴えてきました。私は、3食しっかり食べないとお腹が空きすぎてパフォ-マンスが落ちるタイプなので、ちゃんと食べてほしかったようです。

そこで、これまで同様、交代の1時間前にささっと朝ごはんを食べることにしました。つまり、4時交代なので、夜中の3時に食べるということです。

ところが、この3時の時間帯は、赤ちゃんが寝ていることも多くありました。ちょうど生後3ヶ月頃だったので、夜に寝るようにしようとしている最中のため、寝ているのであれば起こしたくはありません。

我が家はリビングとキッチンがほぼくっついており、キッチンの音はダイレクトに赤ちゃんに届きやすくなっていました。

そうなると、キッチンで物音を立てると起きやすくなってしまうため(物音で結構すぐ起きてしまう赤ちゃんだったので)、音を立てることができなくなりました。

はじめのうちは、キッチンの奥の方でしゃがんで袋を開けるなどをしてキッチンでこっそり立ちながら食べていました。電子レンジの音は大きく、それが原因でお越してしまったかもしれないこともありました。レンジはもう使えなくなりました。袋の音にも敏感で、パンの袋を開ける音などがしてもモゾモゾ動き出していたので、これも危険と感じるようになりました。

なかなか、スムーズにご飯が食べれません…。

食べれる場所を求めて…

我が家には、リビングの他に、寝室と夫の仕事部屋、そして使ってないので倉庫にしている部屋があります。

寝室には食べ物を持ち込みたくなかったので、寝室で食べることはできません。

夫の仕事部屋は夫の部屋なので、そこに入るのは憚られました。

倉庫部屋というのも考えたのですが、物が多すぎて、食材を置く場所もなければ、座ったりもできないし、ちょっと現実的ではないと判断しました。

そして、行き着いた場所が…洗面所でした。

マンションなので、リビングからすぐのところに洗面所があるのですが、扉を閉めることができるので、音を少しは遮断ができます。さらに、お風呂場のほうに言ってしまえば、もっと音がリビングに伝わりにくくなります。こうして、洗面所で食べることを始めました。

洗面所で立ちながら朝ごはんを食べる日々

洗面所でたべるようになり、音が響かないので起こすことはなくなりました。

パンの袋などを開けるときは、お風呂場の方に行って開けます。そのほうがカサカサ音が響きにくいからです。そのままお風呂場でパンをかじったこともありました。とても虚しい感じもするけれど、赤ちゃんを起こすよりはいいと思い、毎日立ちながら、洗面所で食べていました。

温めたり焼いたりはできないので、そのまま食べれるものを用意しておきました。どうしてもソーセージなどが食べたかったので、前日に食べる分だけラップしてお冷蔵庫に入れておき、なるべくカサカサしないようにそっと取り出せる工夫をしていました。

実際に食べていたのはこちら。

洗い物ができないので、お箸はたくさん余っていた割り箸を活用。ソーセージはラップで事前にわけておき、飲み物は水筒で用意しておく。パンは1袋に1回分のものを用意。レタスはもうカットされたものを事前に購入済み。

そうしておくと、冷蔵庫からささっと取り出し、洗面所にて食べることができるのです。

この洗面所で立って食べている様子を夫が見て、「不憫…」と何度も言っていました。そういう夫も、赤ちゃん見ているときはご飯を食べれなかったようで、交代したら洗面所で軽くパンを食べてから寝に行っていることもありました。

赤ちゃんが起きている時はラッキー!温かいご飯を食べられる

リズムができているようで、たまにリズムが崩れる赤ちゃん。時々、3時頃に起きてしまい、ミルクをあげていることがあります。そうなるとラッキーです! ミルクを上げている間は、電子レンジも使えます。ソーセージを温めることもできます。温かいごはんを食べることもできるし、洗い物までできるので、食器も使えます。リビングにあるテーブルに座って食べることもできます、

この時間を、夫と私は、ミラクルタイムと言っていました。

結局、ささっと食べたかったので、キッチンで食洗機の中の食器を片付けるなどの家事をこなしながら食べていることが多かったです。こういう作業は、赤ちゃんをもう一人が見ている時にやってしまうのが、私は楽だったので、一人のときは、赤ちゃんが離れると泣くので、抱っこしておく必要があり、両手が使えないので、やりづらかったのです。

赤子のいる家は音をたてない工夫をするようになる

昼夜問わずに起きてはミルクを飲んで寝てを繰り返す赤子。

赤ちゃんがいるうちは、赤ちゃんが寝ている間は、一瞬休んだり、少し仮眠を取ったりできるとても貴重な時間。できる限り、この時間をめいいっぱい取りたくて、起こしたくなくなるものです。

そうなってくると、起こしてしまわないように音をたてないで生活するようになってきます。昼間は音があっても寝てて欲しいので、そこまで気を使いませんが、夜はとにかく静かに過ごして、できるだけ長く寝てもらうようになります。

きっと、そんな工夫や苦労をしているのは、我が家だけではないでしょう。

以前に、赤ちゃんが生まれたらレンジを使うのもNGになったと職場で聞いたことあったのですが、その気持ち、今ならわかります。みんな、必死に暮らしているのですね。

最後に

洗面所でご飯を食べているときは、温めることもできないので、冷たいご飯を食べていました。基本、夫と食べるわけではなく、しかも急ぎ書き込んでいたので、味わうなんてこともありません。椅子もないので、立ち食いです。

そうきくと、とても可愛そうに感じるかもしれませんが、そうしていた時期は2ヶ月程度でした。

そのうち、夫の仕事の再開もあり、生活リズムを朝起きて、夜寝るようにしていったので、長くは続けませんでした。

つまり、とても貴重な体験をすることができたということになります。これからの長い人生で、こんな体験をすることはもうないかもしれません。そう考えると、そのときは大変だなとか、なんでこんなところで食べているのだろうと思ったけれど、そういう思い出が出来るのも一興だなと思いました。

あとから笑い話にできることが多くて子育てはその瞬間大変でも、やっぱり楽しいものなのかもしれないと感じました。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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