マイコプラズマ肺炎になった(1歳11ヶ月)~付き添いなしの入院の親の気持ち編~

我が子がマイコプラズマ肺炎になりました。

マイコプラズマ肺炎と判明するまで8日間もかかったこと、その間38度以上の熱を出し続けていたことなどから、大学病院で入院をすることになりました。

その病院は、子供の入院でも付き添いはNGとのことでした。

今回は、それを聞いた時、実際に子供と離れる時、面会するときなどの私の気持ちを記事にしていきたいと思います。

付き添いなしのメリットとデメリット

これは私が考えるメリットとデメリットなので、参考までに見ていただけるといいかなと思います。

メリット

  • 病気に対して早期に対応してくれるので安全
  • 想定しない有事が発生しても最新医療で対応してくれる
  • 親が離れている間に休むことができる

病院にいるので、病気に対する正しい対応と何かが起きても最新医療で早急に対応してもらえるというメリットがあります。

万が一、命に関わる何かが起きても、病院にいれば助かる可能性は非常に高くなるということは大きなメリットだと思います。

また、ここまで24時間看護してきて、疲れている親としては、離れる時間ができるので、その分しっかりと休息をとることができます。

デメリット

  • 子供がさみしい思いをする
  • 親も大変心配だしさみしい思いをする

デメリットとしては、とにかく子供がさみしい思いをして可愛そうだという点が大きいです。

親とこんなに離れたことがないので、それを耐えないといけないし、24時間誰かがそばにいるわけではないので、孤独な寂しさとも戦わなければなりません。

もちろん、親もそんな子供の様子がわからないので、大変心配しますし、親だってすごくさみしい思いをします。

それが付き添いなしのデメリットだと思います。

入院の場合は付き添いはないと言われた時の気持ち

最初はそんな事あるの?だった

もともと、この病院については少し調べており、付き添いがあるっぽい感じで書いてあったので、入院しても付き添いがあるものだと思っていました。

ところが、どうやらコロナがあってからルールが変わったようで、付き添いはNGとなったとのことでした。

そのため、入院がよさそうですねと言われたところまでは平常心だったのですが、付き添いはできないのですがよろしいですか?と言われた時、え?そうなんですか?とびっくりしました。

そんなことあるのかと。

とりあえず、まずはびっくりして、ちょっと思考停止していました。

親御さんによっては付き添いないと入院はしないと選択する場合もあると説明される

私の反応をみてなのか、先生が親御さんによっては自宅療養でという場合もありますよと伝えてくれました。

子供と離れる不安は確かにあるので、それを選択するご家庭もあるのでしょう。

私の場合、そこではまだ検査が途中だったので、決定するまでは時間があったので、まだ可能性の話しですので、と言われて考えておいてねという感じでした。

病気を早期に治すには入院がいいのかもしれないが、親と離れるという負担は大きい気がするし、自分も辛いと思ってしまうなぁというのが正直な気持ちでした。

夫に相談。夫は必要なら付き添いなしでも入院させようとのこと

待合室で待っている間、夫に入院の可能性があること、入院の場合に付き添いはないことを伝えました。

夫としては、入院がいいと先生が判断するなら付き添えなくても入院が一番いいと思う。

まずは、しっかり治してもらうことが一番だと思うとの考えでした。

離れるのは正直、かわいそうだし、こちらも心配ではあるけれど、病気のことを考えたらそれがいいと思うとのことでした。

夫の意見に賛成だけど…辛い気持ちが出てしまうもの事実

夫の意見には賛成でした。

たしかに病気を治すことを最優先として考えた時、入院がすすめられるのであれば、それが一番いいとは思いました。

ただ、親とそんなに長いこと離れたことのないまだ1歳の子供をおいて帰らないといけないなんて、そんなつらすぎることを自分が耐えられるのか、子供はたえられるのか、とても強く不安を感じました。

肺炎と確定。酸素飽和度が低いので入院をすすめられる

入院のほうがいいですねぇと言われた時は覚悟をしないとと思った

先生に、肺炎でしたねと言われ、酸素飽和度が少し低いので、これだと入院の方がいいかもしれないですねと言われました。

寝ているときに低くなっても病院でしたら、酸素を吸入できるので、その方がいいかなとは思いますと言われました。

その時は、「わかりました」しか言えませんでしたが、正直、泣きそうでした。

離れる覚悟をしなければと思いました。

このコにも頑張ってもらわないといけないととても不安と複雑な気持ちになりました。

入院確定。待合室で涙する

入院することを決定したあと、待合室で待つように言われました。

待っている間、子供に「入院することになっちゃったよぉ。ママと離れることになっちゃったよぉ。頑張らないとね。頑張ろうね」と声をかけていたら、涙がこぼれ落ちました。

離れることへの不安は私の方が強かったのかもしれません。

子供はまだ状況を理解できていないので、涙の理由はわかってなかったと思います。

離れたくない、入院させたくない、そう思う気持ちも押し寄せてきました。

手放したくない。私もつらい。かわいそうだし絶対に子供が泣く。泣くような状況においてくのは嫌だ。

そんな気持ちが押し寄せては涙が止まりませんでした。

入院日。子供を置いて出ていく時の気持ち

なかなか帰れない

病室に案内され、一通り説明を受けたあと、もういつかえってもいいですよと言われた私。

いつかえってもいいと言われても離れがたかったです。

帰っていいと言われてから、20分くらいはそのまま抱っこして抱擁していたと思います。

子供にそろそろ帰るねというとヤダと言われる

子供に、「ママ、そろそろ行くね」と話しをすると、伝わっているのか、「やや」と言われてしまいました。

もう心臓がギューッと絞られる気持ちになりました。

涙が溢れてしまいます。

「ママもやだ。でも帰らないとなんだよ」泣きながら説明をします。

子供も置いていかれることに気づいているようで、泣き出しました。

よけいに私も辛くなって泣きながら「ごめんね。一緒にいられないの。帰らないとなんだよ」と伝えると、「やや」と言いながら泣かれました。

断腸の思いで子供を置く

いつまでもそうしていられないので、断腸の思いで子供をベッドに置きました。

子供は、「アッコォ(抱っこ)」と泣きながら手を上げてきました。

「ごめんね。もういかないとなの」とても辛い苦しい気持ちを抱え、ベッドの柵をあげます。

二人の間に柵ができると、子供はギャンギャン泣きながら、「ママァ、ママァ!」と叫ぶようにくっつこうとしてきました。

「ごめんね。ままもつらい。」泣きながら、ごめんねと言いながら少しずつ子供との距離をとりはじめました。

もう涙が止まりません。

こんなに泣いている我が子を抱きしめることができずに離れないといけないなんて、なんて辛いんだと思っていました。

病室から出ていくと、我慢していたものが溢れてボロボロと泣きそうでした。

でも、人がいたので、頑張って我慢しました。

ものすごく辛い。

これを面会のたびにするのかと思うと、入院の辛さを強く感じました。

面会時はとにかくわがままをできるだけ聞いてあげたい

面会の時は、できるだけたくさんわがままをきいてあげたいと思って会いに行っていました。

といっても、聞いてあげられないものもたくさんあるので、難しいのですが…。

でも、できるだけ抱っこをたくさんしてあげて、たくさんふれあって、遊んであげて、少しでも一緒の時間を楽しんでほしいという思いで過ごしていました。

子供も会えるとすぐにまずは抱っこをせがんでくるので、しっかりと抱っこをしてあげます。

両親で行っていたので、片方がしばらく抱っこしていたら、もう片方とも抱っこをしてほしがるので、交代で抱っこをしたりしていました。

このときは、もうとにかく子供が可愛いし、たくさん可愛がってあげました。

面会終わりは毎回断腸の思い

そして、面会時間が終わると、また断腸の思いで子供を置いて行かなければなりません。

入院初日と同様に、「そろそろ行かないと」というと、もう子供は理解していて、わーんと泣き出すようになりました。

もう私も辛い。

そんな辛い状態なのに置いていかないといけないなんて。

可哀想で仕方ありませんでした。

助けてあげることもできないので、苦しい気持ちでいっぱいでした。

毎回、ごめんねと言いながら部屋を去っていました。

バイバイ、また明日来るからね。それまで頑張ろうねと声をかけながら、ゆっくりと部屋を出ていきました。

子供はこちらに手を伸ばしながら、わんわん泣いていました。

子供のいない家は静かでぽっかり穴があいたよう

子供がいない家はとても静かに感じました。

保育園に行ったときもそうでしたが、なんだか静かなんです。

しかし、今回は子供は楽しんでいるわけではなく、辛い思いをしているので、心にもぽっかりと穴があいたようになんだか何もする気が置きないような状況になっていました。

私はうつ病ももっているので、それの影響もあったのか、面会を終えて帰宅後は、呆然として何もする気が置きず、動くことができなくなっていました。

私の心へのダメージも結構大きかったのだと思います。

昼も夜も家が静かですごく寂しかったです。

夫とも、なんか、、、さみしいね。

すごく心配という点も大きなストレスでした。

泣いてないかな。寝れているかな。孤独でつらいだろうなという心配は常につきませんでした。

最後に

この記事を書いている時点では、まだ子供は入院中です。

毎日面会に行っています。

私の心は、エマージェンシーが働いているので、なんとか動けていますが、ものすごいストレスを感じています。

子供は健康でそばにいてくれないと不安なんだなということを今回とても痛感しました。

病院なので、安全だし安心な場所なはずなのに、ものすごく不安なので、心の持ちようはものすごく難しいなと思いました。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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