私は、毎年人間ドックを受けています。体はすべての資本なので、悪いところがあるならばしっかり直して、健康に幸せに生きたいと願っているので、おろそかにせず頑張っていきます。
30歳からずっと人間ドックを受けております。
今年度も人間ドックに行ってきました。そして、今回は初めての胃カメラを実施しました。いつもはバリウムを飲んでいたのですが、バリウムはあまり好きではないし、その後の下剤でトイレに行きたくなる恐怖と戦わないと行けないので、今年は胃カメラを飲む「内視鏡検査」を選択しました。
そんな様子も含めて、ご紹介します。
施設は:ミッドタウンクリニック
ここ数年、ミッドタウンクリニックにお世話になっています。いつもは六本木のミッドタウンにあるクリニックで人間ドックを受けているのですが、今年は予定が合わず、日本橋にある「日本橋室町三井タワーミッドタウンクリニック」にお世話になりました。
どちらの施設もとても綺麗で、過ごしやすい空間になっています。
そもそも、どうしてこの施設を選んだかというと、加入している健康保険の指定医療機関だったからです。私は夫の会社の健康保険組合に家族として加入しています。そのため、こちらの施設にお願いすることになりました。
日本橋のクリニックは入り口にたどり着くのがちょっと大変?
そんなわけで、今年は初めて日本橋のクリニックに行ってみました。地図を見る限り、地下鉄の駅からとても近く、行き着くのは簡単だと感じていました。
ところが、です。
「三越前」駅に付き、A8の出口から出て、ビルに向かいました。該当のビルに入ったように思ったのですが…。3階までしかありません。クリニックは7階のハズ…。どうして…?
ウロウロしてどうにか道を探していたところ、どうやらつながっているもう一つのビルのほうが該当ビルだったようです。私が入っていたのは、「COREDO室町テラス」というところでした。地図的にはここなのかなと思っていたのですが、違ったようです。
一度外に出て、隣のオフィスビルの入り口から入りました。エレベーターに乗ろうとしたら、7階にいけません。あれ?と思ってよく見たら、クリニックに行く人は1度5階に上がってから、7階行きのエレベーターに乗り換えるようにと記載された立て札がありました。なるほど。。
私のような人は迷うと思いますが、なんとかたどり着けました。よかった。少し迷ったけれど、無事についてよかったです。
受付してタブレットをもらう
受付に行くと予約時間と名前を伝え、問診票と提出物をお渡ししました。とても綺麗な受付で、椅子もあるので、待つこともできます。私の予約時間は一番遅い時間だったようで、待つことなくすぐに案内してもらいました。
受付の女性たちはとても綺麗で丁寧で気持ちよく対応してくださいました。
そして、今回初めてのシステムが、タブレットでした。
タブレットを渡され、順番が来るとポップアップが出てどこに行くのかの指示が表示されるようになっていました。とても便利! 私は紙の問診票が送られてきていてそれを書いてたので、手持ちで用紙を持ち歩きましたが、他の人は持っていなかったので、タブレットで電子の問診票が入っていたのだと思います。電子でやりたかったです。
タブレットには、雑誌なども読める機能があり、待ち時間も退屈せずに過ごすことができます。とてもいいですね!
そして、更衣室へと向かいます。更衣室はそこまで広くはないですが、人間ドック施設としては十分な広さとロッカー数だと思います。私の行った時間は遅い時間だったので、あまり人がおらず、着替えもまわりを気にすることなくできました。
待合室に行き、早速検査開始
このクリニックでは、基本的に受付番号で呼び出されるようになっています。番号を呼ばれたら該当の場所に向かい、その場で名前の確認などをしてから検査になります。
タブレットはとても優秀で、ちゃんと「◯◯に行ってください」と指示がでていました。行こうとしたところで、該当の検査室から「(番号)」を呼ばれ、あ、私ですという感じで進む仕組みでした。
基本的に、待合室を中心に、四方に検査室が並んでいるように感じました。
ただ、待合室から少し遠い検査場所(婦人科など)もあり、その場合はその検査場所にもう少し近い場所に別の待合場所が用意されていました。
前の検査が終わると、次に呼ばれる検査の場所にあわせて、どこの待合場所で待機すべきか表示されたので、とても便利でした。
人間ドックでやること
私は、ミッドタウンクリニックの人間ドックメニューの中の「レディースドック」をお願いしていました。こちらは、基本プランのスタンダードドックに、女性特有の検査が足された内容になっています。
具体的に実施頂ける内容は、以下のようです。
- 診察、問診、計測(身長・体重・血圧・BMI・胸囲・体脂肪率)、視力、聴力
- 尿検査
- 大腸検査:便潜血2日法
- 末梢血液一般検査
- 肝機能検査
- 脂質検査
- 代謝系
- 腎・膵機能
- 電解質・血清検査
- 感染症
- 甲状腺検査
- 腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、CA125)
- その他(Ca、P、Mg、Fe、血液型(ABO RH))
- 心電図検査
- 胸部X線直接撮影
- 上部消化管内視鏡検査(経口または経鼻) ※上部消化管X線造影からプラン変更
- 腹部超音波検査(肝臓・胆囊・膵臓・脾臓・腎臓・腹部大動脈)
- 眼圧測定、眼底カメラ撮影
- 子宮頸部細胞診
- 経腟超音波検査
- 乳腺超音波検査
- 3Dマンモグラフィ撮影
詳細は、HPを見ていただけるといいかと思います。→日本橋室町三井タワーミッドタウンクリニック 人間ドックメニュー
かなりの項目がありますが、とてもスムーズに次々案内されるので、全部で3時間~3時間半程度で終わります。
各検査の自分の動き
尿検査、大腸検査
こちらは、事前に尿と便を自分でとっておき、持ってくるタイプの検査です。尿は当日の朝のものをとります。便は検査日含めて3日以内のものを2回分持ってきます。
計測(身長・体重・血圧・BMI・胸囲・体脂肪率)
計測用の部屋には、体重と身長が1度に図れる機械が置いてあり、それにスリッパを脱いで乗ると体重と身長が自動的に図れる仕組みになっています。身長の方は、立っていると自動的に機械の計測針が降りてきて、頭の上で停止し、測られるようになっていました。
計測結果はその場で見せてくれて「この結果で良いですか?」と聞かれます。もう一回測りたいといえば、測らせてもらえます。身長などは、背筋ののばし方、顎の引き方で少し変化がありますので、ちょっと測り直したければすぐに対応してくれます。
視力、聴力
視力と聴力はそれぞれ計測の部屋がありました。
視力は部屋に入ると視力測定の機械があり、そこに目をあてて機械で視力を測ります。
聴力検査は、部屋の中にさらに音を遮断する小さな電話ボックスのようなボックスがあり、その中に入ってヘッドホンをします。音がしたら押してくださいと、ボタンを握らされるので、ヘッドホンから音がしたら押すようにします。
これを押す時、音が、ピーピーピーとなるので、なっている時だけ押すのかと何度も連打していたら、聞こえている間は長押しでいいですと言われたことがあり、それ以降は長押し対応しています。特に指摘されないので、長押しが正解のようです。
末梢血液一般検査~その他(Ca、P、Mg、Fe、血液型(ABO RH))
これらはすべて血液検査になります。血液検査を行うための採血部屋があります。他の人は入れない個室みたいになっているので、血液を落ち着いて採血できます。椅子はリクライニング式で、過去に採血で具合が悪くなったことがある場合は、寝そべって血を抜いてもらうこともできます。
私は、過去に1度だけ、血を抜いた直後にくらっと眼の前がまわり座っていられなくなったことがあったので、少し楽な姿勢をとらせてもらいました。
血液検査の結果は、当日中に分かる範囲を見つつ診察があるので、早い段階で実施されます。私のときは最初の項目でした。
心電図検査
心電図検査用のお部屋があります。入るとカーテンも閉めて薄暗くしてくれます。
両手両足と胸に計測用の線?とつけるので、上着をめくり、胸を出す形でベッドに横になります。女性の方が対応してくれました。女性には女性が対応してくれるのかもしれないなと思います。計測時間は長くなく、すぐに終わります。長ければ寝れるのですが、そんな暇はありません(笑)
胸部X線直接撮影
胸のレントゲン撮影です。レントゲン系は少し離れたところに部屋がありました。頑丈そうな扉の中の部屋に入り、撮影をします。金属系のものはつけられないので、事前にすべて外しておきます。
腹部超音波検査(肝臓・胆囊・膵臓・脾臓・腎臓・腹部大動脈)
腹部のエコーです。部屋に入り、ベッドに横になり、お腹を出します。部屋はカーテンを閉めて薄暗くしてくれます。
お腹に暖かくしてあるジェルをぬってエコー撮影をしていきます。自分はエコー画像がよく見えないので、この時間は私は寝て過ごしていることが多いです。終わるとジェルを拭き取ってくれますが、その後に温かいタオルを渡され、吹き残しを抜かせてくれます。自分が納得いくまで拭いたら服を着て終了です。
眼圧測定、眼底カメラ撮影
こちらは一緒に検査があります。部屋に案内され、眼圧と眼底撮影をするようです。正直、どっちがどっちかよくわからないのですが、風を当てたりするものです。言われるがままにしていれば検査は終わります。
診察、問診
血液検査やその場で確認できた検査結果を元に、医師と話をします。特に問題がなければ、問題ないと言われるし、気になる点があれば、指摘をされるという感じです。私はあまり引っかかったことがないので、指摘された場合にどんな感じになるのかはわからないのですが、おそらく次の行動をどうすべきかアドバイスをしてくださるのだと思います。
ちなみに、血液検査の一部など、まだ結果がわからないものもあるので、そのあたりは別途後日に送られている結果をみて対応してくださいと言われます。
乳腺超音波検査
お腹のエコー同様、部屋に入り、ベッドに横になり、胸を出します。部屋はカーテンも閉めてくれるし、少し薄暗くしてくれるので、出しやすいです。対応者も女性が対応してくれます。
左側が壁なので、右側から検査開始です。右手を上にあげて撮影しやすくします。温かいジェルをぬられ、エコー撮影をしていきます。少しずつジェルが冷えていきますので、だんだん寒くなることもあります。右が終わったら、ジェルを拭いてくれて、右手をおろしていいと言われます。
今度は左になります。同様に左手をあげるように言われ、ジェルを塗ってエコー開始です。届かないので、エコーをする方はだいたいこの時にベッドに腰掛けて左胸のエコーをとります。他の施設でもこのスタイルなので、皆さん共通のようです。
終わると、ジェルを拭き取ってくれます。そして、きれいなタオルをもう一枚くれるので、納得行くまで拭き取らせてくれます。その間はエコーの後処理しててくれるので、見られずにふけるため、安心です。
3Dマンモグラフィ撮影
こちらも専用の部屋があると思います。今回は撮影しなかったので詳細はわかりませんが、だいたいお部屋に機械があって、上半身の服を脱ぎ、機械に胸を挟んで撮影します。生理前とかだと結構痛いです。なので、やるときは生理周期などもみて、なるべく生理後で潰しても痛くない時が狙い時だと思います。
ちなみに、産後は母乳をあげててもあげてなくてもやらないほうがいいようです。
子宮頸部細胞診、経腟超音波検査
こちらの検査は、産科の検査になるので、通常の検診部屋から少し離れたところに設けられており、待合場所もそちらに近いところに移動して待機します。
部屋は産婦人科みたいな感じで、まずは先生がデスクに向かって座っており、挨拶します。早速見ていきましょうといわれ、部屋の一角にカーテンで仕切られた場所があり、そこで下着を脱ぎ、置いてある分娩台みたいな椅子にスリッパを脱いで座ります。そうすると「動かします」と言われ、自動的に椅子が動き、向きも先生の方になり、寝そべる形になり、足も広がり、先生が触診しやすい感じになります。でもお腹のあたりにカーテンがあり、先生の顔とか見えないので、恥ずかしさはさほどないです。…これは語弊があるか。初めてのときは、私も全然慣れなかったので、めちゃ恥ずかしかったですが、毎年やっていますし、妊娠中は数え切れないほどこれやっていたので、慣れちゃったという感じです。
「細胞を取りますね~」とか「エコー入れますね~」とか言ってくれるので、身構えることができてよかったです。いきなり入ってくるとびっくりますので。出産前は、このエコーの器具なども違和感がすごくて嫌だなとか思っていたのですが、出産時に散々手を突っ込まれて痛い思いをしたので、エコーの器具はとても優しく、全く痛くないなと感じました。変化するものなんですね…。
終わると椅子がまた自動で動き、動きが止まったら椅子から降りて、下着を履いて先生のところに戻ります。そして、結果を聞きます。私は毎年右側の卵巣に腫瘍のようなものが見えると言われており、精密検査をしてくださいと指摘されていたのですが、出産後、それがなくなったようで、何もないと言われました。ちなみに、精密検査はちゃんと行っており、現状では取るには小さいから経過観察でと言われていました。腫瘍って消えるものなのですね…。
初めての胃カメラ体験
さて、ここからは、「上部消化管内視鏡検査(経口または経鼻)」の初体験のお話です。麻酔をして胃カメラを飲むので、痛くないと聞き、こちらを選択しました。楽しみです。
ちなみに、この検査は一番最後に回されていました。おそらく、最後に麻酔が切れるまで安静にする時間があるので、それまでに他の検査を終わらせておきたいからだと思います。
リカバリールーム
まず最初は、リカバリールームという個室?のような場所に案内されました。個室といっても、部屋の壁はしっかりした壁なので、一人で過ごせる感じではありますが、ドアはなく、カーテンで仕切っている部屋でした。部屋には、ベッドとベッドサイドに物がおける台があるだけでした。2畳くらいの広さだと思います。
ここで、まずは検査の流れや注意点などを説明されました。事前に確認してきているのですが、麻酔をうつので、この後の運転などはできないなどの注意事項をしっかりと聞き、問題ないことをはっきりとお伝えしました。他にも色々聞かれたように思いますが、覚えていません…。すいません…。
そして、麻酔を入れるための針を左手に刺してくれました。針は長いのですが、とても柔らかく、痛くありませんでした。順番が来るまでここで待っていてくださいと言われたので、待機となります。
麻酔の準備段階?スプレー麻酔
もうすぐ順番になりますと声をかけられました。麻酔は点滴ではいるのですが、喉にも麻酔をかけるので、スプレーで麻酔すると言われました。そして、何か飲み物ももらいます。これがなんなのか、忘れましたが、スプレーしたら、少しまってから飲み物を飲んだように思います。ああ、ちょっと記憶が曖昧です。違ったらごめんなさい。
数秒まってから、喉に違和感は出てきましたか?と聞かれます。どうだろう?と思っていると、喉が腫れたような感覚が出てきました。歯医者で口に麻酔を打った時と似た感覚です。そう伝えると、効いてきていますねとのことでした。
喉と舌が少しにぶくなっているようで、しゃべりが少し呂律がまわりにくい感じになっていました。
施術室へ移動し胃カメラへ!
ついに順番がきて、施術室に移動します。広い部屋にベッドがあり、そこに横向きで横たわるように言われます。
横になったのですが、やりやすい向きに少し修正しますね、触ってもいいですかと聞かれ、どうぞとお伝えすると、容赦なく体を動かされました。そして、腕などの置き場所、向きも指定され、その格好をしていたら、口に何かをくわえるように言われます。胃カメラを通しやすくするろうとのようなものでしょうか。
麻酔入れていきますねという感じで言われ、ハイと答えたら、私の記憶はそこからトンと消えました。
次に気づいたときには、先生がもう少し離れており、「終わりましたよ」と声をかけられた時でした。いつの間に?
そうです。私、全然記憶がないのです。元々薬が効きやすいタイプの体なのですが、麻酔の効きもとてもよく、寝たのかもしれないのですが、全然覚えていないのです。本当に何か入れられた??という感じでした。痛みとは無縁の時間でした。
そのまま、リカバリールームに戻りますねと言われたのですが、まだぼーっとしており、少し支えてもらいながらリカバリールームに行きました。そして、ここで1時間ほど安静にしてくださいと言われました。ベッドで横になり、毛布をかけて私は寝ました。
30分くらいしたら、点滴の針を抜きにやってきました。ウトウトしていたので、ウトウトしたまま抜いてもらい、また寝ました。合計で1時間ほど休んだら、最後に体調に問題ないか確認されて、問題なければ終了とのことでした。
他の検査も全て終わっているので、着替えて受付に行ってくださいと言われたので、そのまま完了となりました。
お食事券はマンダリンホテル内の「ザ マンダリン オリエンタル グルメショップ」
最後に受付タブレットを返却し、お会計します。その時に、お食事券がプレゼントでもらえます。六本木のミッドタウンのときは、ミッドタウン内のいくつかのレストランで使用できるお食事券をもらえるのですが、今回はどうでしょうか。
いただいたのは、クリニックの入ったビルの向かいにある「マンダリンホテル」の1階のグルメショップの1500円分のチケットでした。正直、がっかりです。そのショップには、軽食のサンドイッチなども売っているはずだったのですが、私が行ったのは夕方だったのでもうほとんど売り切れており、買えたのはマドレーヌなどのお菓子のみ。特に不要だったけど、もうここに来ることもなかなかないしと思って、1500円分のマドレーヌやフィナンシェを買って帰りました。
正直、ちょっと六本木のほうがよかったなとこの点は思いました。
人間ドックの費用について
人間ドックは普通に受けようとすると5~15万など、かなり高いのでなかなか手を出しにくいですよね。
ですが、健康保険組合によってはこの費用が安くなる場合があります。会社勤めの場合は、健康保険組合に加入されていると思いますが、健康保険組合によっては人間ドック費用を負担してくれたり、補助を出してくれて受けやすくなっていたりします。内容は、健康保険組合ごとに異なるみたいです。
ちなみに、私の場合は、人間ドック費用は自己負担は0円でした。ありがたい限りです。そのため、私が支払った費用は、胃カメラへの変更の費用と、別途オプション分のみとなります。
ぜひご自身が加入されている健康保険組合の補助内容を確認されるといいと思います。
最後に
今回は人間ドックについてお話しました。毎年受けているのですが、初めて人間ドックを受けた30歳のときは、それはそれはドキドキしていたのを思い出し、まだ行ったことない人が少しでもイメージできるようになっていたらいいなと思っています。
健康は非常に重要な財産だと思いますので、1年に1回は検診を受けて、常に健康でいられるように努力することはとても良いことだと思います。私も頑張って健康で居続けられるように努力をしていきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。