新生児育児は夫とシフト制

出産後の育児は、夫と二人で行いました。

私の実家は電車で2時間くらいのところにあるのですが、両親共に高齢であり体調もあまりよくなかったので、子育ての手伝いで頼ることはできませんでした。

夫の実家は新幹線で2時間半ほどかかる場所にあるため、こちらも頼れません。

そのため、本当に私と夫の二人のみで育児をしていくことになりました。幸いなことに、夫は育休を取ることができたので、二人でシフトを組んでお世話をすることになりました。

シフトを組んでも大変なことは大変だったのですが、それでも話に聞くより睡眠も取れ、割りとよかったと感じているので、共有できればと思い、記事にしました。

退院後の1週間はメインは夫。これは失敗でした

退院した直後は、私の体もまだ傷んでいるので、夫が率先して育児をやってくれていました。生まれる前からそう言っていて、夜間授乳も我が家はミルクだったので、夫がやってくれていました。私は別室で寝かせてもらっていました。

ただ、これは実は失敗したなと思っています。

夫がなんとか役立ちたくて、私を休ませたくて、私がやると言っても自分がやるからいいよ、寝ててと言ってあまりやらせてくれませんでした。夫がどんどん疲弊していくのが見えていきました。睡眠が取れていないので、寝不足で心の余裕もどんどんなくなっていくのも感じていました。

なんとか寝てほしくて、何時まで寝てきて!となんとか寝かせに行くものの、3時間程度寝たら出てきてしまって、しっかり休んでくれませんでした。

結果、1週間経たずして、夫は疲弊し、私も夫が心配だし、赤ちゃんの泣き声で起きちゃうので、しっかり休めずとても心が苦しかったです。

結局、夫も自分が健康でないといけないことに気づき、しっかり睡眠は取れるように意識することにすると決め、二人がうまく育児ができるシフトを作ることになったのです。

12時間交代制シフトを作って対応開始

とりあえず、同じ時間対応するようにしようかと、12時間交代制のシフトを組んでみました。

6時間交代なども検討したのですが(私の中では)、細切れだと私の性格的にいろいろやってしまって、結局しっかり休めないと思ったので、12時間の中でやることをすませて睡眠時間もがっつり取ったほうがいいと思い12時間交代で考えました。夫も初めてのことなので、とりあえずやってみて、やりづらいところは変えていこうということで決めました。

最初のシフトはこのように決めました。

朝6時~夜18時までの12時間が私がお世話担当で、18時から翌日の朝6時までを夫が担当刷るシフトです。

沐浴の時間だけ、夫は世話担当ではないのに対応してもらうことにしました。最初のうちは、大人二人で対応したほうがいいと助産師さんに教わっていたからです。病院の時と同じ8時ころに沐浴する方向でシフトを組みました。

夫は、昼間に睡眠を取る、完全に昼夜逆転のシフトです。

元々はそれでは夫が辛いのではと、夜勤対応を交代制にすることも検討したのですが、私が産後鬱になりそうなほど精神的ダメージを受けており、夜は特に危険な思想を持ちやすく、その時に暗い部屋で一人で赤ちゃんの対応していくのはあまりによくないということと、昼夜逆転の生活に対して、別途睡眠時間がとれれば、夫が何の厳しさも感じないというので、夜はすべてお願いすることにしてみました。

ご飯を一緒に食べれるのが夕飯だけなのが少し寂しく感じましたが、とりあえずやってみました。

6時/18時交代で実働の動きにあわせてシフト修正

早速シフトにあわせて行動をしてみました。私はほぼシフト通りに行動でき、規則正しい生活にすることで、体調も精神面もだいぶ安定して過ごすことができました。

ところが、夫の方は、元々スケジュール通りに生活するのは少し難しかったようです。夜通しお世話をしていると、交代の6時の段階で眠けがピークになっており、どうしても一回寝たくなってしまって寝ることが多く、沐浴の8時までの1時間~2時間程度寝てました。そうすると、少し回復してしまうので、沐浴後にまたすぐに寝ればいいのに、起きて色々やってしまうため、14時ころになってやっと寝て、17時ころに起きてくるというような生活が続きました。最初の頃に比べると、ある程度まとめて寝れているのですが、これではすっきりと休めていないように感じました。

また、私は毎日なんとか3食食べれていたのですが(料理はできないですが、すぐ食べれるものを食べていた)、夫は1日1食しか食べないことが増え、栄養面でも心配するようになってきました。

夫の時間を自由に使ってもらいたいとは思うものの、心配で心配で仕方なかったので、私の精神衛生上よくないことを伝え、少しシフトを組み直すことにしました。

そして、できた新しいシフトがこちらです。

夫が交代とともに一眠りするシフトにしました。8時からは契約している英語のレッスンがあるので、どうしても起きないといけないため、8時にレッスンして終わり次第沐浴にしました。

また、沐浴後の授乳を夫が対応してくれることになり、その間に私が昼食を準備し、ミルク後に寝てくれることが多いので、そのすきに二人で昼食を食べるようにしました。そのあと、夫は寝て、夕方に起きてお風呂に入ってから交代し、夕食を一緒に食べるという流れになりました。

夫のご飯が1日2回になったことが大きな安心に繋がりました。元々朝食はあまり食べない人だったので、お昼と夜を食べてくれるだけでもホッとしました。また、私も自分ひとりのときは、納豆をかじったりするだけだったので、ちゃんとした食事を取れていなかったのですが、夫の分も用意するという点と、その間に赤ちゃんをみててもらえることから、ちゃんとした食事を用意できて、食事満足度もあがりました。

ですが、このシフトでは夫の睡眠時間問題は大きくは解決していないなとは思っていました。ここについては、どうしてもちょっと寝てから1度起きないといけないシフトになっていたので、もう少し考える必要があるなと思っていました。

4時/16時交代に変更

生後1ヶ月半くらいから、たそがれ泣きが始まりました。

いつもだいだい16時ころからわけもなく泣きだすようになり、何をしてもぐずぐずと泣いてしまうような感じになりました。この頃は私もまだ精神的に弱っており、赤ちゃんが泣くと言いようのない不安に襲われ、育児がとてもつらいと感じるようになりました。

そこで、夫がシフトを4時に交代して、16時からの黄昏泣きを自分が対応すると言い出したのです。というのも、私は赤ちゃんの泣き声にめっぽう弱く、泣いてしまうとどうにかしないとという気持ちが強く出て、さらに泣かれることで大きな不安を抱えるようになっていたため、泣かれると精神面がゴリゴリ削られてしまうのが目に見えていたのですが、夫は赤ちゃんの泣き声がしても精神的になにか辛いということはないとのことで、「あ、これが黄昏泣きか」と思いながら対応すれば、問題ないよというのです。

正直、夫も大変なのではとは思ったのですが、私より本当に平気そうだったので、シフト変更することにしました。

基本的に、2時間早まったという感じです。

この頃から、赤ちゃんは夜に連続して4~5時間寝ることがでてきていたので、夫のシフトでは基本、寝ててくれてあまり大変ではないという感じでした。逆に昼間はあまり寝てくれず、起きている時間も長くて対応が大変という感じになってきていました。そういう背景もあり、夫は昼間のミルクを少しやってくれるようになりました。ミルクあげるのが私がとても苦手だった時期というのもあり、私の負担を少しでも軽くしようとしてくれました。

また、お風呂掃除をしたいので、先にお風呂に入ってほしいと言われ、15時に担当を代わってくれて、お風呂に入らせてもらえるようになりました。その後19時ころに夫がお風呂に入るので、その間のお世話を私がやるようになりました。

私はだいぶ楽になったのですが、夫の睡眠が細切れになることがやはりまだ気になっていました。さらに交代後すぐには寝にいかず、6時にになって寝ることも多かったので、余計に睡眠時間が心配になりました。

シフトの最終形態

とっていた英語のレッスンが終了したこともあり、夫の睡眠時間をまとめてとりたいと考え、シフトを組み直すことを提案しました。いつも、1回寝て起きて、その後また寝に行くので、いっその事、交代直後にすぐねて、そこで一気に睡眠時間をとるのはどうかという提案をしました。そのために、沐浴時間の変更も提案しました。

そしてできたシフトがこちらです。

夫は、交代したらすぐに寝てもらい、10時に沐浴にすることで、6時間連続で寝れるようにしました。もちろん、私は変わらず夜にしっかりと6時間の睡眠時間を確保しています。

このシフトにしたとろこ、夫もしっかりと睡眠がとれるようになり、すっきりするようになったというので、変更してよかったです。

ポイントは睡眠時間の確保

以上は生後4ヶ月頃まで行っていたシフトの内容です。正直、最高のものかどうかはわかりませんが、最終的には毎日を疲弊しすぎず過ごし事ができました。

最初こそ、精神面がとても危なかったのですが、このシフトのおかげもあって、どんどん回復し、普通の状態くらいまで回復できたと思います。

一番大事だと思うポイントは、いかにしっかり寝れる睡眠時間を確保するか、だと思います。夫は最後まで、細切れでもしっかり寝れると言っていましたが、実際にはまとめて寝たほうがスッキリしたということでしたので、やはりここがポイントではないかと思います。

あとは、シフトで大変さが偏ったときには、大変ではないほうが少し大変な時間帯のお世話を引き受けてくれることも良かったポイントでした。我が家の場合、比較的早い段階で、夜は5~6時間寝てくれるようになり、たまに9時間などの長時間寝てくれて、夜シフトではあまり世話をしなかったということも多々発生していたので、夫が昼間の授乳をしてくれたりして、私も少し家事を行うなどができて、とてもよかったです。

子供の生活リズムも意外と変化していくのも早いので、シフトにこだわらず、うまく臨機応変にするのも良いポイントでした。それも睡眠をしっかり取れていることで、頭がボーッとせずにいろいろ判断できたからこそ受け入れられたことだなと思っています。

育児はどうころんでも大変なので、少しでも体や心を休めるような毎日にできるよう、私達も努めていました。参考になるかはわかりませんが、こういう人もいたのかと少しでも思ってもらえたら幸いです。

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