突然ですが、私、うつ病になってしまったようです。
生後10ヶ月のときに、病院に行き、診断をされました。
子育てによって、うつになったかどうかは定かではないのですが、私の状況や経験を少しでもどなたかのお役に立てればと思い、記録することにしました。
何回かにわけて書くつもりです。
今回は、なぜ、病院に行こうと思ったかを書きたいと思います。
そもそもの私
私の性格は、真面目なタイプで、完璧主義者で休憩が苦手で、細かいことをかなり気にする心配性な人間です。一般的に、うつになりやすそうな性格をしています。
しかし、今までもつらいなとか苦しいなと思うこともあったのですが、今までは、特に身体的に何かが起きたりしたことがなかったので、うつ病になったりはしていないだろうと思って生きてきました。
正直にいうと、思考が暗いとか思考がネガティブだとかすぐ泣くとか、いろいろと気になることはあったのですが、これまでなんとか生きてきていたので、病気とかではなく、自分の特性だろうなと思って暮らしていました。
これはまずいと異変を感じた
しかし、子供が生後9ヶ月になった頃に、身体的に問題が起き始め、これはさすがにまずいと感じ、病院に行くべきではないかと思うようになりました。
具体的な異変はこのようなものでした。
- 息をしているのに酸素が足りないような息苦しさがある
- 夜なかなか寝付けない(1時間~3時間程度寝れない)
- 寝れても夜中の3時に置きてしまい、そこから寝れない
- 頭痛が激しい
- 特に何があるわけでもないのに非常に悲しくなって泣きたくなる
- 何をしても楽しくない
- 大好きだった趣味に興味がわかない
このような症状が出て、これはおかしい。精神的にまずい。病院に行くべきかもしれないと思うようになりました。
こうなるまでの色々の積み重ねがあったのですが、急激に症状が出たきっかけはあったと思うので、それらを書いていきたいと思います。
ワンオペデーが続いた日々
子供が生後7ヶ月になった頃、それまで在宅勤務だった夫が、週3回出社するようになりました。
出社することで、昼間は二人っきりになることはもちろん、これまで一緒にやってきた夜のお風呂や寝かしつけを一人でこなさないといけない日がでてきました。
週に3日だけだし、寝かしつけまでしないといけないのは、週に1、2回程度。
とても少ないと感じると想います。
しかし、私には覚悟のいることでした。なまじ、普段よりはかなり一緒にやってしまっている分、余計に一人でやるのが大変だと感じてしまっていました。
ここに書いていても、たったそれだけのことと感じます。
でも、その時その時は、しんどいと感じることも多かったのです。
ただ、一緒にいるだけで、うまく育児できているのだろうか、私はちゃんと母親ができているのだろうか、グズグズしてしまうのは私のやり方が良くないからだろうか。
夫がいれば、相談できるのに。夫がいれば夫のやり方を真似できるのに。
常にそんなことを考えて苦しくなっていました。
また、夫も久しぶりに会社の人と会えることで、飲みに行くことも時々でてきました。
そうすると、夜遅くまで、一人ぼっちで家で待っていないといけなくなります。
グズグズされて辛かったり、苦しかったことを共有する時間もなく、孤独に1日が終わってしまうこともありました。
これくらい一人で難なくこなしたい自分と耐えきれない自分との葛藤
ワンオペに対し、明らかにストレスを感じているのがわかっていました。
一人でやりたくない、家にいて少しでもホッとする時間がほしい。
そう思っていました。
でも一方で、これくらいのこと、多くのママさんが普通にこなしているし、むしろもっと毎日ワンオペしている人だっている。それなのに、これくらいでつらいというなんて、自分が弱っちくてかっこよくなくて、恥ずかしいという気持ちもありました。何も動じずにこなせる人になりたいと思っている自分もいました。
その2つの心が常に自分の中で生まれ、とてもモヤモヤした気持ちを抱えていました。
理想と現実の違いに打ちのめされそうになっているように感じました。
これくらいで苦しいと感じてしまう自分が嫌で自己嫌悪もしていました。
思考が、とにかく暗い方向にばかり進んでいたように想います。
旅行の準備の疲れと不安も…
そんな時、大型の休みをとり、夫の実家まで2泊3日で行くことも決定しました。
赤ちゃんと行く旅に楽しみよりも不安が募りました。
泣いてしまったらどうしようか、泣き叫んだら? 電車の中や新幹線の中でどう動く?
夫の実家で夜どうし泣いてしまったら?
いろんなことを考えては不安がどんどん募っていました。
また、2泊の旅行は初めてなので、持ち物や事前に送っておくもの、買うものなどを全部リストアップし、それらを事前に準備して、持ち物をどう運ぶかとか、離乳食やミルクのスケジュールなども考える必要がありました。
こういうものの準備って、結構たいへんで、楽しさより疲れる、大変、きついという印象でした。
さらに、その時期に夫が連日の出社で飲み会やイベントが重なり、帰りが遅くなる日が続きました。
旅行の準備も大変なのに、さらにワンオペ時間が長くなり、夜の寝かしつけでは必ず泣かれるので、それもストレスで、正直、毎日がきついと感じていました。
息をしているのに息苦しい…。夜も眠れない…。
すると、ある時から、息をしているのに、酸素が足りないようなそんな息苦しさをかんじるようになりました。
酸素が足りない感じがするので、深呼吸をしていないとという感じでした。
それが、特にストレスを感じている時によく発症しました。
夫が帰宅するなど、ホッとすると症状がやわらぐのです。
これは、ちょっとおかしいなと感じ始めました。
さらに、心配事が強くある日は、夜に寝付けなくなってしまいました。
速くて1時間、遅いと4時間くらい寝れずに過ごすこともありました。
逆に、夜中の3時くらいに目が冷めて、そこから寝れないということもありました。
せっかくしっかりと寝れる時間を確保しているのに、全然寝れないことに焦りを感じました。
寝不足もあり育児がきつく…
そうしていると、寝不足で毎日眠く、子供の相手をするのも元気が出ませんでした。
でも夫は仕事なので、頼ることもできず、なんとか頑張らないとと思っていました。
それでも、つい、「眠い…」とか、「きつい…」と言ってしまっていることが増えました。
ボーっとしましたし、夕方になると、何が悲しいのかよくわからないのに、ものすごくつらい気持ちになり、泣きたくなることも多々ありました。
泣いてしまったこともありました。でもなんで泣いているの?と自分でわからないことも多かったです。
悲しい気持ちのときは、動悸もしていて、普通じゃない状態じゃないかとも想いました。
子供が起きている間は笑顔でいなきゃと思っているのですが、それがなかなかできないなと感じる日々も増えました。
毎日、つらい、きつい、休みたいと思うようにもなりました。
病院に行くべきと決心
寝れないことや息苦しいこと、こんなにも悲しく、理由もなく泣きたくなるのは、さすがにまずいと感じました。
このままでは、うつ病になってしまうと思ったのです。
なんとか手を打たないとつらくなりそうだと思ったのです。
そこで、怖かったのですが、病院に行こうと思ったのです。
心療内科に行こうと想いました。精神科に行くのは勇気がもっといると思ったからです。
でも調べると、心療内科と精神科は両方やっている病院も多く、どちらでも大丈夫そうだなと想いました。
病院を探す時、思ったより沢山あり、どこに行くべきかとても迷いました。
口コミを読んで、よくない口コミを読んで尻込みもしました。
それでも、今をなんとか脱却したいと考えて、とりあえず、予約をしました。
予約をしてしまえば、行くしかないという気持ちで勇気を出してしました。
病院を決定するのに1週間くらい、病院に連絡するのにも1週間以上時間がかかりました。
それだけ、難しいことでした。
でも、頑張れました。どうにかしたい気持ちで。
最後に
今回は、病院に行こうと思ったわけというタイトルですが、こんな経緯で連絡しました。
寝不足と息苦しさという生活に支障がでる問題が起きてしまったことが私を後押ししました。
そうなる前に行けたら良かったのになと想いますが、なかなか難しいですね。
こういう記事を書くのは難しいなと想いました。
自分と向き合うのは勇気がいります…。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。