出不精の私が赤ちゃんを連れてお散歩に行くようになった理由

皆さんは、お散歩好きですか？

実は、私、ものすごい出不精なんです。たぶん、人よりずっとずっと家の中で過ごすことに何も問題を感じないタイプみたいです。家にいることが幸せで、何日も家に閉じこもっていても全然苦にならないし、むしろ幸せに感じるんです。

そのため、赤ちゃんが生まれた後、よく「赤ちゃんを連れてお散歩に行くと良い」と言われていたのですが、どうしても億劫でお散歩になかなか行きませんでした。行っても1ヶ月に、３，4回程度で、全然お外に行きませんでした。

そんな私ですが、我が子が生後7ヶ月を迎えた頃から、週に3、4回程度、我が子を連れてお散歩に出るようになりました。

なぜ、出るようになったのか、出てみてどうだったのか、そのあたりを簡単にお話していきたいと思います。

お散歩のハードル

そもそも、どうしてお散歩に行くのが億劫だったかというお話です。

家が大好きで、普段ずっと家で過ごしている私には、外に出ることが非常に大きなハードルでした。その理由を簡単に述べるとこのような事情でした。

着替えないといけない
帰ってきたらすぐにシャワーを浴びないといけない（気がしていた）
髪の毛ボサボサの白髪だらけ
化粧が面倒くさい
コンタクトの消費をしたくない
赤ちゃんの着替えが面倒くさい
赤ちゃん用の荷物を用意するのが面倒くさい
赤ちゃんが泣いたら困る

ちょっと説明が必要そうなものがあるので、簡単に説明をしていきましょう。

着替えないといけない

当たり前なんですが…。着替えが面倒なんですよね。というのも、万年スエットで過ごしているので、基本、外に出ない場合は、起きてから寝るまでスエットで過ごしています。さすがに寝巻き感がすごいので、これでは外に出れません。

でも外に行くとなると、何を着ようかなと考えたりするのも正直、私には大変なのです。

帰ってきたらすぐにシャワーを浴びないといけない（気がしていた）

ご時世的なものもあり、外に行ったらできるだけ早く洗い流したくなり、でもなかなかそうもいかないので、行くのが面倒だなと思ってしまっていました。結局、夜までシャワーいけないので、浴びれないんですけどね。

髪の毛ボサボサの白髪だらけ

元々、あまり髪の毛をいじらないタイプな私。普段から、朝髪をとかして結んで終わりにしていました。ですが、妊娠9ヶ月の美容院を最後に、そこから何ヶ月も美容院に行っていません。白髪も多くて、非常に見素晴らしい姿なのです。夫はそれをなんとも思わないし、それでいいというのですが、なんとなく人前に出るのが嫌だなと思っていました。

化粧が面倒くさい

元々化粧に興味がないタイプで、でも一応社会人としてしないとかなと思って、UVカットの下地とファンデーションと眉毛かくのと、ビューラーとアイシャドーだけしていました。トータル5分くらいの化粧。でもそれすら面倒くさいと感じてしまいます。外に出るのに、汚いすっぴんでいくのはちょっとよくないのかなと思ったので、散歩に行くのをためらっていました。

コンタクトの消費をしたくない

私は目がとても悪いです。裸眼は0.03くらいしか視力がありません。そのため、普段はめがねで過ごしているのですが、眼鏡だと視界が少し狭いのもあり、基本はコンタクトをしていました。ですが、使い捨てコンタクトなので、使うとその分お金が…というのも気になってしまい、散歩って何時間もしないのに、コンタクトを1セット使うのがちょっと嫌だなと思ってしまったのです。

赤ちゃんの着替えが面倒くさい

季節にもよると思いますが、お部屋で過ごしている服と外に行く時の服が一緒ではなくて、着替えが必要な場合も多々ありまして、それが面倒くさいんです…。赤ちゃんの着替えって、面倒に思ってしまいませんか…？それもあってちょっとなぁと思っていました。

赤ちゃん用の荷物を用意するのが面倒くさい

赤ちゃんと出かけるときは、荷物が多いなと思っています。万が一に備えて、おむつ、おしりふき、おむつ用ゴミ袋、オムツ替えシート、念のためのタオルと着替えなど、ちょっと出るだけでも色々持っていかないとかなと思っていて、それが荷物多くて嫌だなと思ってしまったのです。特に最初の方は、ネット上に記載のある荷物全部持ってないといけないのかなと思っていたので、本当に荷物が多くて、ぱっとどこか行く気にならなかったのです。

赤ちゃんが泣いたら困る

これは、不安要素として思っていました。外に連れ出したときにわんわん泣かれたら、きっと周りはあまり気にしないと思うのですが、自分的にはとても気になってしまって、それがストレスになりそうだったので、外に出るのがとても怖かったです。家の中であれば、他の人に見えたり聞こえたりしないので、他人にどう見られるかとかそういうのを気にする必要がなく、赤ちゃんとまっすぐに対峙できるので、その違いは私には大きかったです。

お散歩に行ったほうがいいとは思っていた

そんな理由でお散歩は避けていたのですが、心の中では、赤ちゃんにとって外の刺激はとても良いものだと言いますし、太陽をたくさん浴びるのも良いことだと聞くので、お散歩はしたほうがいいのだろうなとは思っていました。

特に、生後4ヶ月くらいからは、周りをよく見るようになってきたので、外に行ったときの刺激をしっかりと感じてそうでしたので、たまに連れ出すと、もっと外に出したほうがいいのかなとは思っていました。

そうは思っていても、色々な思いからなかなか出ることができず、結局、月に数回しかお散歩に行けなかったです。それもまたすごく自分を責めていました。なんでお散歩にくらい連れ出してあげられてないのだろう。だめな母親だなと結構攻めていました。責めていたけど、なかなか重い腰があがらなかったです。

お散歩に行こうと思ったきっかけ

生後7ヶ月の頃に、ちょうど夫の在宅勤務が終わり、週に3回ほど出社する必要がでてきました。

これまでは休憩のたびにちょっと子供に夫がちょっかい出してくれている間にトイレに行ったりできたし、洗濯をしたり、お昼も一緒に食べて、歯磨きなどをしている間に夫が見ててくれたりしたので、一瞬でもホッとしたり、子供を気にせず自分のことをやる瞬間があり、そこで休息をとっていたような感じでした。（1回1回は、数分ですけど）

ですが、夫が家にいないとなると、ずっと子供と対峙する必要がでてきます。そうなると、本当に心が休まりませんでした。ちょうど後追いが始まり、ちょっとトイレに行くだけで泣いてしまったり、寂しがるようにもなっていたので、トイレも家事も落ち着いてできないし、すごく疲れるようになりました。子供のお昼寝も前に比べて短い時間になっており、起きている間相手するのもすごく大変でした。

毎日、早く今日が終わってくれと思わずには居られませんでした。子供は可愛いですが、ずっと一緒にいると正直疲れてしまい、だんだんと疲弊していってしまっていたのです。

そんなとき、お散歩に行っていたら、子供の相手をしながら時間を経過させやすいのではというふうに思うようになりました。でもお散歩に行くのはハードルが高いので、自分を奮い立たせるために、自分の食べたいものをご褒美に買って帰っていいことにしてみました。そうすると、ご褒美があるから頑張ろうと思えてきて、お散歩も頑張れると思うようになりました。

そうして、夫がいない日に、昼間に散歩に行くという流れでスケジュールを組んで、散歩に行ってみることにしたのです。

高いハードルを低くする工夫

前述した通り、私にとって外に出ることはものすごくハードルが高いものでした。ですが、お散歩に行くと決めたからには、その心が折れないように、できるだけハードルを低くする工夫をしようと考えたのです。

そこで、ハードルを下げる工夫をこんなふうにしてみました。

外に行くときはいつも同じ服を着る
帰ってきたらシャワーを浴びるスケジュールにしておく
髪の毛ボサボサの白髪だらけでも気にしない。よしとする
化粧はしない
コンタクトはしないメガネのまま行く
赤ちゃんの着替えは極力しない
コースを事前に決めて近場なら何も持たない。
赤ちゃんが泣いたらすぐ帰ってくる

外に行くときはいつも同じ服を着る→着替えを選ぶ時間を短縮

服を選んだりするのが面倒だったのですが、毎回同じものを着ると決めておけば、着るものが決まっているので、そのハードルはなくなります。なので、外着はいつも同じものを着ることにしました。靴下まで一緒でした。

帰ってきたらシャワーを浴びるスケジュールにしておく

どうしても外に行ったら汚いと思っていたので、シャワーを浴びるところまで計画に入れて、散歩をするようにしました。そうすれば、帰ったらご飯食べてすぐにシャワーを浴びれたので、非常にさっぱりしてよかったです。

髪の毛ボサボサの白髪だらけでも気にしない。よしとする

こればっかりは対策がうかばなかったので、汚くても誰も見てないと言い聞かせて、そのままでもよしとすることにしました。何しろ、夫が全然問題ない！と何度も言ってくれていたので、それも自信？に繋がりました。

化粧はしない

お化粧をするのをやめました。元々興味がなかったし、赤ちゃんに触られて化粧が赤ちゃんにつくのもいやだったので、シないほうが気持ちが楽でした。すっぴんは非常に残念な感じなのかなとは思いましたが、私はこれでいいやと思うようになりました。子供が成長して、化粧してくれないと嫌だと言われるまでは、もうこのまますっぴんで過ごそうかなと思うくらい、楽でした。シミとか、もう別にいいやと思っています。

コンタクトはしないメガネのまま行く

ちょっとのお散歩でコンタクトを使うのがもったいないと思っていたのですが、それならもうメガネで行こうと決めました。メガネ姿が嫌いだったし、メガネって汗とかでずれるので嫌だったのですが、出産後、ずっとメガネで過ごしていたこともあり、違和感がだいぶ薄まったので、眼鏡でも大丈夫になってしまいました。なので、メガネが楽で結構それで生活できるんだなと思いました。

赤ちゃんの着替えは極力しない

散歩を開始したタイミングが温かい季節だったので、部屋着と同じ服装でも大丈夫な時期になったので、そのままにすることにしました。着替えがないのは楽でした。

コースを事前に決めて近場なら何も持たない。

今日はどこに行くのかを事前に決めてから出かけるようにしました。近場の時は、すぐに家に帰るつもりで出ていき、おむつも持っていかないで散歩しました。隣の駅まで行くときは、おむつとタオルは持っていくようにしました。何かあったらすぐに家に帰宅するというつもりで、あまり物を持たないでいいことにしました。そうするとだいぶ楽になりました。

赤ちゃんが泣いたらすぐ帰ってくる

何より一番の気持ちの不安要因が、泣いたらどうしようだったのですが、その場合は、すぐに家に帰ろうと決めました。目的があってでかけていてもすぐに引き返せばいいと考えたら、割と気持ちが楽になりました。結局、あまり外で泣かなかったのですが、そうなっても大丈夫という事前シミュレーションのおかげで外に行く気持ちが楽になりました。