一家でコロナ感染! ~夜間看病編~

2023年8月。

これまで無事だった我が家も、ついにコロナに感染してしまいました。

夫が最初に感染し、続いて子供、そして私の順番で発症しました。

幸い、みんな回復していったのですが、色々とあった日々だったので、そのコロナ感染した時のお話を綴っていこうと思います。

長いので、何回かに分けて書きます。

今回は、我が子が発熱した日の夜の看病のお話です。

19:20 坐薬投入。40分後には元気いっぱいに。

前回の記事にも記載したのですが、幸いなことに発熱当日に小児科に診てもらうことができ、坐薬を処方してもらえました。

帰宅後すぐに、坐薬を入れて、40分後にはそれまでぐったりして動かなかったのに、治った気になったのか、動き出して父につかまりだちしながら嬉しそうにテレビをみていました。

父と会えたのも久しぶりということもあったのか、非常にテンションがあがっていて、とてもうれしそうでした。

この時、38.6℃で、まだ全然熱はあったのですが、おそらく体が楽になったのだと思います。

すかさずミルクをあげると、ごくごく飲んでくれて、200ml飲めました。

これだけ飲めれば、ひとまずは脱水は大丈夫かなとホッとしました。

20:30 就寝

本人は動けるようになったので遊びたそうでしたが、まだまだ体は戦っているので、とにかく寝てほしいと思い、ミルクを飲んで少ししてから寝かしつけました。

本人も疲れはあったようで、割とすっと寝てくれました。

坐薬のおかげか、寝ている時も苦しそうな感じはなく、いつもどおりにねれていたように思います。

坐薬の効き目がどれくらいもつのかわからなかったので、とにかく長く聞いて、いつも通り、明け方まで寝れるといいなと願っていました。

23:00 大泣きと嘔吐

私も体調を大事にしないといけないなと思っていたので、早めに寝ようと寝室に向かったのは23時過ぎた頃でした。

寝室に入ると、その音でなのか、元々起きていたのか、突然こどもが泣き出しました。

部屋は真っ暗にしているので、見えないのですが、夫が一旦部屋から私を出し、子供が泣いてもできることはないから、その心づもりで過ごしてと私に念をおしてきました。

私は、うつ病を患っていたので、こうし少しの泣き声もストレスになってしまうことを知っていたので、冷静になるようにとストレス軽減を目的としてそう話してくれました。

そうしている間も子供は泣いており、私は速く抱きしめたい気持ちで夫の話は半分くらいしか聞いていませんでした。

すると、突然嘔吐の音が聞こえてきました。

吐いてる!といい、部屋に入ります。

真っ暗で見えないのですが、手探りで子供を見つけ、夫が電気をつけてくれて状況を確認。

吐いたことで余計に強く泣き出しました。

嘔吐物は、ウイルスだらけなので、私はあまり触らない方がよかったのですが、そんな事、考えられませんでした。

とにかくまだ嘔吐していたので、子供を横にして、喉に嘔吐物がつっかからないようにして念のための動画を取ることでいっぱいいっぱいでした。

夫はすぐに手袋をつけてきてくれて、子供が落ち着いたのを見計らい、私が子供を抱っこしてリビングに連れていき、夫が後処理に回りました。

子供の服も脱がせ、嘔吐物を拭き取ってあげて、口が気持ち悪そうだったので、少し水を飲ませ、新しい服を着せて抱っこしました。

私が抱っこしていたら、泣き止み、ヒックヒック言いながらしがみついてくれていました。

今思うと、この時に思いっきりウィルスをもらっていたと思います。

24:00 寝付けない夜の始まり

幸か不幸か、子供の寝ている付近は沢山のタオルなどをしいていたので、そこを取り替えれば、なんとか寝床は再度用意できました。

嘔吐物をかぶったものたちは、全部一旦お風呂場に夫が引き上げてくれて、予洗いの上、洗濯をしてくれました。

私は一旦子供を置こうとしたのですが、ちょっとでも私から離れるのは嫌みたいで、ものすごく泣きながら抱きついてくるので、これはもう一緒にいるしかないと判断し、夫に残りをすべて任せ、私は子供を抱っこしながら寝かせることにしました。

立って揺れていると、少しウトウトしだしてくれたので、これで寝れるかなと思ったのですが、全然そんなことありませんでした。

このタイミングで坐薬が切れたようで、子供の熱はまた38度台後半をうろうろとしだしました。

熱も高いこともあり、寝付けない夜が始まったのです。

寝てもビクッとなって起きてしまうの繰り返し

普段は寝ている時間だし、本人はとても眠いみたいで、抱っこして揺れているとウトウトしてくれて寝始めるのですが、寝始めにビクッとなる現象が起き、それで起きてしまって泣き出すということが繰り返されました。

泣き出すと、一旦わーんと大きく泣き、揺れていると落ち着いてくるという感じです。

ビクッとなるのは、ウトウトから寝始めのときでした。

しかも毎回。

どうやら、普段もそうなっているらしいのですが、熱のせいで、体のびくっとするものの制御もあまりできなくなってしまうらしく、モロー反射のような現象が起きてしまうらしいのです。

熱があるうちはしょうがない現象なのかもしれないのですが、これのおかげで、寝たくても寝れないという状態が続き、寝始めたところだったのにぃという泣きを何度も聞くことになります。

横になれない…

横に置いてトントンして寝かせようとしたのですが、置いて横にすると泣いてすがってきて抱きついてくるので、どうやらくっついてないと落ち着かないようでした。

なので、抱っこしたまま、横になろうかなと思ったのですが、完全に横になるとどうやら苦しいらしく、泣き出すので、横になることができませんでした。

唯一、大丈夫だったのが、座った姿勢で、泣き出した時は揺れてないとだめだったのですが、落ち着いてきたら、座っても大丈夫そうだったので、ベッドにクッションなどを持ち寄り、斜めに腰掛けて頭をおけるようにしました。

そうすることで、子供がびくっとして起きるまでの間、少しでも私も寝ようと思ったのです。

夫がまだ完全回復していない状況で、今私まで発症したら、子供の看病もできなくなってしまうと思い、なんとか自分の体力もできる限り温存しようとしていたのです。

そのうち、30分単位でびくっとなるようだったので、泣き出してから落ち着くまでは5分程度、そこからウトウトして次に泣き出すまで20分くらいあるので、この20分でなんとか寝るようにしました。

座った姿勢でも眠いので、寝れました。子供はしっかり抱っこしています。

30分起きに泣き出す感じだったのですが、何度かはすぐに起きれず、少しウトウトしながら起きて揺れたように思います。とにかく、まだ何時か、、まだ何時か。。。と時計をみては、全然ねれていないことが気になっていました。

子供も全然寝れておらず、治るものも治らないのではと不安になりました。

トイレにも抱っこのまま連れて行く

起きていると、私は沢山お茶を飲んでしまうタイプなのですが、30分起きに起きてはお茶も飲んで過ごしていたら、途中でトイレに行きたくなることが何度か発生しました。

いつもは子供を置いてトイレに行くのですが、置いてしまうと大泣きするので、置いて行きたくないと考えていました。

理由はいくつかあるのですが、

一つは、大泣きするとしっかりと目が冷めてしまってまたすぐにウトウトしてくれなくなるのは嫌だなと思ったから。

もう一つは、ベッドの上で私を追いかけてベッドから転落したら嫌だから。

そして、熱もあって不安になっている我が子に離れることでさらに不安を与えたくなかったから。

そんな理由もあり、初めて子供を抱っこしたままトイレに行きました。

目が覚めるのが嫌だったので、電気つけずに入りました。

幸い、ウォッシュレットのところに少し青い光があり、それで事足りました。

抱っこしながら、ズボンの上げ下げは多少大変でしたが、片手を怪我した時のような要領でなんとかなりました。

子供もさすがにトイレという異世界に連れて行かれたので、何だ?という感じでキョロキョロしていましたが、特に大きな問題はなかったと思います。

ほぼ寝れずに朝を迎える

そんな感じで、繰り返し寝そうになっては泣いているのを抱っこしたまま部屋をウロウロするという夜を過ごしました。

正直、新生児時代を少し思い出しました。

あの頃も、寝かせるために夜中に暗い静かな部屋でウロウロしていたなぁと。

子供が小さいうちは、こういう事も何度かあるんだろうなと考えながら対応していました。

不思議と、そこまで眠いとは思っていませんでした。

子供ができるだけ沢山ねれますようにと願いながら、抱きしめていました。

抱きしめられている事がとても安心できました。

今できることが何もない中で、ただ抱きしめることができるのが安心でした。

ですが、容赦なく、朝は来まして、全然寝てない…という感じで朝を迎えました。

倒れそうなほど眠くはなかったですが、寝てないとだけ感じていました。

エマージェンシーが働いていたようで、眠気はその後もあまり来ず、ただただ子供が苦しそうなのをなんとかしてあげたいと苦しむばかりでした。

そんな初日の夜でした。

次の記事では二日目の様子を書きたいと思います。

前の記事はこちら。

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