妊娠中のお腹のハリとの戦い

私は、妊娠中、何度も少量の出血をし、病院にみてもらったことがありました。そこで、どうやら、お腹がちょっとハリやすいようだということに気づき、おくすりを処方してもらっていました。

初めての妊娠で、お腹のハリや、どの程度のハリ具合か全くわからず、今でもあれはハリだったのか?と少し疑問ではありますが、お腹の赤ちゃんが万が一にも早く出てきすぎてしまわないように、なるべく大人しく過ごしていたので、そのあたりのお話を少ししたいと思います。

始まりはなんか下腹部キューってするような

妊娠16週くらいの頃から、なんとなく、下腹部がキューって絞るような軽い痛みが時々あることに気づきました。でもずっとではなくて、時々来るという感じでした。

このキューってなるのは一体なんだろう?と思っていました。痛みは、少し痛いくらいで、気にしなければ別に大したことないようなものだったのですが、下腹部は子宮が近いので、少し不安もありました。しかし、毎日起きるわけではなかったことや、起きてもすぐにおさまったりしたので、そこまで心配はしていませんでした。この頃は、検診も1ヶ月に1回なので、検診までまだ時間があり、特に誰かに相談するということはありませんでした。

そこから、たまにキューっとなることがありました。その頃は、糖尿病対策で踏み台昇降をしていたのですが、その際もなんかお腹痛いなと思うこともありました。それがどこの痛みなのかがわからなかったので、赤ちゃん大丈夫かなと心配になりつうも、そこまで強い痛みではないので、そのままにしていました。

茶色い血液が付着。病院へ。

19週4日の出来事でした。

夜中に何度か目が覚めて、お腹がキューってなるなぁと感じていました。痛くはなかったのですが、なんだか下腹部が締め付けられるというか、あまり感じたことのない間隔で、これはなんだろう?と思っていました。

朝、起きてトイレにいったら、なんとなく茶色い血液みたいなのがついているのに気づきました。生理の終わり際で、ほんの少し血がでると、乾いて茶色くなっている事あると思うのですが、そのような感じでした。そんなに濃くなかったので、このあと大丈夫なら大丈夫かなとそのまま様子を見ていました。

ちなみに、妊娠6週頃にも出血していたことがあり、出血にすぐに気づけるように、この頃はずっとおりものシートをつけていました。おりものシートをつけておくと出血にすぐ気づけるのでとても便利でした。

そして、いつも通りの朝のストレッチをしていたのですが、どうもお腹がはって痛い感じがして、あまりちゃんとできませんでした。そのあと、踏み台昇降もしていたのですが、その際もお腹がはって痛い感じがして、あまりちゃんとできませんでした。

そこでトイレに行ってみたら、また茶色い血液が付着していました。ペーパーで拭いてみても茶色のがついたので、今出てきているようでした。

ここで焦りだして、夫にも状況を説明し、二人で調べたら、茶色い出血は大丈夫な場合が多いようで、少し安心しました。しかし、不安はあったので、まだ午前中だったし、病院に電話してみました。すると、「電話では判断ができないので、心配なら来てください」と言われました。心配だったので、行くことにしました。

病院に着くと、予約外なのでだいぶ待ちますよと言われましたが、覚悟を決めてましたました。2時間ほど経過したところで、トイレに行ってみました。もうお腹は全然はってませんでした。茶色いのも出てませんでした。その瞬間でないと先生もわからないこと多いだろうなぁと思いながら、自分の番を待ちました。

さらに2時間経過したところで、やっと呼ばれました。

問題はないけど、お腹がハリが心配

とても優しい女医さんでした。待たせたことを謝ってくださるところから始まりました。

胎動があるか聞かれたのですが、この頃はまだ胎動がわからなかったので、「まだわからないです」と答えました。今思うと、たまにぐいーっと空気がお腹の中を移動するような感覚があったのですが、あれが胎動だったと思います。ですが、このときはまだわからなかったのです。先生は、「まだこの時期は感じなくても大丈夫ですよぉ」と安心させてくれました。

今日の先生はとても優しく、不安を取り除こうとしてくださって、「待っている間不安ですよねぇ」とか「おまたせしてすいませんでした」などと、とても心あることをおっしゃってくださったので、4時間待ってよかったと思えました。

診察は、経膣エコーとお腹のエコーの両方を実施してくださいました。出血の痕跡はあるとのことでしたが、現時点での出血はなさそうとのことでした。特に腫れもなさそうだし、赤ちゃんも元気ですと言っていただけてとてもホッとしました。

ひとまず、今のところは心配ないですとのことでした。とても安堵しました。今は子宮の入り口に小さな血腫があったので、しばらくしたらまた茶色いのが出ると思うとのことでした。でも、茶色であればさほど心配はないですとのことでした。

ただ、お腹のハリで夜中に何度か目が覚めたというのは心配です。お腹がはると陣痛につながってしまう場合があり、そうなると早産になってしまいます。まだ週数が少ないので、ここで生まれてしまうと赤ちゃんにとってはとても危険なので、できるだけそうならないように、ハリを抑える薬をだしますとのことでした。

ストレッチ中などもお腹がはったら中断して安静にしてくださいとのことでした。安静にしててもお腹のはりがおさまらないようなら、薬を飲んでくださいとのことでした。

処方された薬は、「ウテメリン」という薬で、子宮の収縮をおさえる薬だそうです。妊婦が飲んでも大丈夫なものとのことでした。

踏み台昇降は、ハリがなくなるまではやらないようにしてくださいとのことでした。家事も無理しない範囲でとのことでした。運動もとてもいいことだけれど、ハリが出てしまうとどんどん子宮がはってしまい、陣痛につながってしまうそうです。陣痛が来てしまって赤ちゃんが生まれても、現在の週数では赤ちゃんを助けることができないので、最優先で早産を避ける必要がありますとのことでした。ハリが落ち着くまでは、運動は控えましょうとのことでした。

今早産すると、赤ちゃんは助からないということは、とても怖いセリフだったので、しばらくはとても大人しくしていようと思いました。

お腹のハリが全く落ち着くことがない日々

お腹のハリが落ち着くまでは、大人しくするようにしようと思ったのですが、いつかはハリがおさまるのかなと思っていました。

そんな事はありませんでした。

結論から言うと、臨月までずーーーっと動くとはっていました。ちょっと動くとすぐはるんです。例えば、歩いて15分の歯医者に行くだけでも途中ではるし、病院に行くだけでもはってしまうので、外出はあまりできませんでした。家の中でもすぐにはっていました。掃除しようとしたり、家を片付けたり、料理中にもはったりしていました。

はっていたら、安静にと言われていたので、家の中ではったときは、すぐに横になっていました。本当に寝てばかりいました。全然掃除もできないし、ご飯もまともに作れなくなっていました。

外ではったときは、亀のようなスピードに落とし、一歩一歩ゆっくり進むことで、なんとかはりが強くならないように努め、座れるところがあれば、座って休んだりしていました。この頃、5分の距離を10分以上かけて歩いていたように思います。夫は、この頃の亀スピードを知っているので、最近は普通に歩いているのを見ると、「こんなに早く歩けるようになったんだね」と言ってきたりします。

もちろん、薬は飲んでいました、「ウメテリン」を処方されたのですが、今はジェネリックがあり、「リトドリン」という薬を飲んでいました。薬を飲むとずいぶん楽になり、はりはおさまりました。私は薬がよく効く体だったようで、薬を飲めば2時間程度は、お腹があまりはらなかったので、外出時には必ず飲んだりしていました。

ですが、週数を重ねていっても、お腹が張らない日が全然やってきませんでした。

診察のたびに、やっぱり動くとお腹はるんですと毎回話していました。でも診察時には、待合室でかなりの時間待ってるので、病院に来たときははっていても、診察のときにはもう全くはっておらず、信ぴょう性のない申告だったのではないかと今でも思います。でも事実なんですけどね。

結局、臨月になるまでは、ずっとはり止めの薬を飲み続け、安静にばかりする生活も続けていました。結果、本当に寝てばかりで、ご飯もレンジで簡単につくれるものしか作らず、掃除もたまにちょっとずつ進めるだけであまりやらず、何もしない妊婦生活を送っていました。よく言う、「マタニティライフ」というキラキラした生活とは程遠い生活でした。

今思うあの時のお腹のハリ

私は初めての妊娠だったので、お腹のハリについてはも、これがどれくらいのハリなのか、理解できませんでした。

今は、出産時に陣痛を経験したので、おなかの痛みの具合が少し測れるようになった気がします。私のおなかのハリは、NST(ノンストレスチェック)をつけたときの数値で表すと、20~40くらいのものだったと思います。はりだしたと思ったときは20くらいだと思います。軽い感じのハリですね。ですが、たまに、そのまま動き続けると、ハリが強くなっておなか痛いと思ったことがありました。その時は、40くらいの痛みになっていたのではないかと思います。これも、痛いけど、全然強くない痛みですね。

正直、その当時は、本当にこれは子宮のハリなのかなと不安にもなっていました。初めての体験なので、本当にこれが子宮の痛みかわからなかったのです。ハリ止めの薬を飲むと落ち着いていたので、やっぱり子宮かと思ってはいましたが、自信がありませんでした。

また、痛いことを人に伝えるのが苦手なタイプで、これくらいの痛みで痛いと言っていいのだろうか?という謎の疑問も持っていました。耐えられないくらいにならないと、人に言ってはいけないと思って育ってきたので、どうしても伝え下手になっていたのです。ですが、今回は私一人の体ではなかったので、全然耐えられる痛みでしたが、ちゃんと申告してよかったと思っています。

もし、これくらいなら平気かなと自己判断しており、うっかり無理して動き続けて、早産してしまっては後悔してもしきれなかったと思います。たいしたことないハリだったのですが、先生にちゃんと話し、薬を処方してもらってよかったと思っています。安静にばかりする生活をしてましたが、今無事に我が子がいる生活が送れて、幸せだなと思っています。

なので、「これぐらいで言ってもいいのかな?」と心配されている方がいらしたら、気にせず、その気になっていることを先生にぶつけてみてくださいね。そのほうがとても安心できますから。

そんな感じで、私のおなかのハリが全然おさまらずに過ごしていた日々のお話でした。次回は、今回も少し触れたのですが、妊娠中の出血についてのお話です。今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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