出産して驚いたこと

出産は、人生の中で言うと一瞬の出来事です。ですが、あまりに大きな行事であり、心も体も大きな変化を伴うので、事前に沢山調べたりして準備をしていました。

ところが、「こんなこと聞いてない」ということが実は色々ありまして。というのも、陣痛や出産時の話、産後の大変さなどは大きなところは皆さん口を揃えて教えてくれるので知っていましたが、それでも細かいところは聞いてなかったり、聞いていてもここまで?と思うことも沢山ありました。

今回は、そんな驚いたことを沢山お話していこうと思います。ただ、あくまで私の場合ですので、妊婦さん皆さんが当てはまるとは限りませんので、ご留意ください。

  • 出産前から出血する
  • 出産用の服ははだけまくる(病院によるかも)
  • 陣痛中はトイレすら行けない
  • 出産直後は尿が出ない(人による)
  • 産後の出血量が生理の比じゃない
  • 陣痛で力みすぎて全身が筋肉痛
  • くしゃみで尿もれ発生
  • いきめないから便を出せない

出産前から出血する

私の場合はということではあるのですが、私は3日間入院している間、ラミナリアを入れた初日から出血がありました。ラミナリアのときは、生理3日目くらいの量まで血が出たと思います。

陣痛促進剤を入れて、本格的な陣痛がやってきてからは、出血はおそらく生理2日目より多かったと思います。トイレに行けたのは、最初のほうだったし、後半はまともにトイレに行けずに管で排尿していたので、最後まではわからなかったのですが、とりあえず、産褥パッドが結構な血でびっちりになり、交換も何度かしてもらっていたのを見ました。

出産時に出血するのは知っていたのですが、陣痛時にもこんなに出るのかととても驚きました。

出産用の服ははだけまくる(病院によるかも)

私の病院の場合ですが、陣痛が来たら、そのまま出産できる産褥用の服に着替えます。この服がなんていうか。。。前開きのガウンみたいな形でして、ビジネスホテルとかの寝間着みたいなのです。

ですが、寝巻きと違うのが、以外と丈が短いことです。たぶん、分娩時にじゃまにならないように少し短めにしているのではないかと思います。

そして、厄介なのが、この前開きという点。万が一、帝王切開になったときにすぐにお腹を出せるようにということなのだと思うのですが、陣痛で悶え苦しむ間に、それはそれははだけます。

最初のほうこそ、はだけたらすぐに直していたのですが、後半は息を整えるのだけで精一杯だったので、完全に前がはだけててももう、直す余裕がなくなっていました。つまり、マタニティブラが全開し、おそらく、お腹も出ていて、下着も見えていたのではないかという、とても際どい姿になっていたと思います。

その状態を、沢山の助産師さんや医師の方に見られていました。まぁ、もう、しょうがないですけど。もちろん夫にも見られてますが、夫は別にそこについて何も思っていないと思います。それより痛すぎて気にする余裕がないこともわかってくれると思います。

しかし、あとから考えると、仕方なくても恥ずかしいなと思いました。もう少しスマートに過ごしたかったです…。

陣痛中はトイレすらいけない

陣痛の間隔が短くなってくると、陣痛中にトイレに行くこともままならなくなっていました。

トイレは、どんなに急いでも3分はかかるものだと思っていて、陣痛間隔が2分半~3分のときは、陣痛自体も2分近くあったので、30秒から1分程度しか動ける時間がありませんでした。しかし、陣痛が引いても鈍痛は残るし、息を整える必要もあり、行こうと思う頃には次の陣痛が来るというとても厳しい状況にありました。

そのため、陣痛間隔が5分程度の頃は、気合で行って、トイレの中で陣痛がきてしまっても、事は済ませたあとでなんとか耐えることができるのですが、間隔が短くなると、最中にやってきてしまう危険性があり、それこそ立ち上がることもできない状況で、痛みを耐えるという地獄が待っているのです。

私の場合は、トイレに向かうことすらできなかったので、毎回、管で尿をとってもらっていました。管は常に入れているのではなく、尿意がきたら、管を差し込んでもらって出していました。どういう状況になっているかはわからないのですが、管を入れてもらうと尿が排出されて、すっきりとしました。

ただ、管を入れるのは少し痛いです。そして、管を入れてても陣痛がくるので、お尻を動かさないように耐えるため、痛さに震えることもありました。

出産直後は尿が出ない(人による

これも私の場合はですが、私は産後、しばらくは尿がちゃんとでなくなりました。そもそも尿意もありませんでした。トイレに行ってみて、尿を出そうとしても、数滴垂れる程度しか出ないのです。正直、怖くなりました。

産後の3時間後に、助産師さんに支えられてトイレまで連れて行ってもらい、一人でトイレをするのですが、全然出なくてびっくりしました。ドアの向こうに助産師さんが待っているので、「全然出ません」と伝えました。すると、管で出してみましょうかと言われ、ベッドに戻って管で取ってもらったら、ある程度溜まってはいたので、押し出す筋肉がちゃんと動けていないようでした。そんなことあるなんて知らなかったので、びっくりです。

出産から10時間後くらいにまたトイレに行ってみたのですが、このときも尿意はありませんでした。そして、産後同様、数滴しか尿がでませんでした。このまま尿が出ないままだったらどうしようと不安になりました。このときも管で出してもらったら、ある程度溜まっていました。溜まっているのに尿意もなくて、今後どうなっちゃうの?と心配になりました。

出産から13時間後にまたトイレに行ってみました。この時も尿意はあまりありませんでしたが、先程より少し出ました。チョロチョロと。回復しているかもと思い、少しホッとしました。

出産から16時間後には、尿意はあまりありませんでしたが、しっかりと尿が普通に出ていってくれました。ホッとしました。しかし、尿意はまだなく、尿意の回復には、30時間以上かかりました。

結果、入院中には回復したので、とても良かったですが、こういう話はあまり聞かなかったので、とても不安でした。

産後の出血量が生理の比じゃない

産後は、悪露(おろ)といって、しばらく出血が続きます。おおよそ1ヶ月くらいで出血は止まるそうですが、出産直後の入院中の出血量はものすごかったです。

生理の2日目の血の量は比じゃないくらい出血しました。産褥パッドを当ててなかったら、吸いきれなくなって漏れちゃうくらいです。産褥パッドも産後の3日間くらいは、トイレに行くたびに交換しないと間に合わないくらいでした。

あまりに量が多いので、不安にはなるのですが、産後は日に何度も出血量や子宮の収縮具合をチェックしてもらえるので、これなら大丈夫ですねと言われるので、これが普通なのか…と思いながら、安心することもできました。

陣痛で力みすぎて全身が筋肉痛

そして、知らなかったのが、筋肉痛になることです。

これは、私だけかもしれませんが、陣痛が痛すぎて、お腹に力を入れないで耐えるため、他のところにとても力を入れてしまっていたようでした。四つん這い姿勢でも足や腕に無駄に力を入れており、夫もそんなに力を入れて大丈夫かなと心配になるくらいだったそうで、全身が筋肉痛になりました。

特に足と腕がとても痛かったです。運動不足もあったのでそうなったのだと思うのですが、足は、陣痛時には、頭を下げてお尻をあげる姿勢になり、そこからまた四つん這い姿勢を経て、座り姿勢になるので、太ももがやられていました。腕は、同様に体を起こすのにも使っていて、腕立て伏せのようなこともしていましたし、耐えるときにものすごい握りこぶしを作っていたので、普段使わない筋肉を使ってしまったようでした。

ただでさえ、お股が痛いのに、そんなことで、筋肉痛などという、別の痛みまでこしらえてしまうことになるとは、想像もしていませんでした。

くしゃみで尿もれ発生

産後は尿もれしやすいとは聞いていました。そして、本当に尿もれしやすかったです。

くしゃみをしたら、ほぼ100%尿が漏れました。締めようとしているのに出てくるのです。下腹部の筋肉はことごとくダメージが大きく、全然頑張ってくれませんでした。くしゃみ以外にも、お腹に力を入れると、簡単に漏れたししました。産後1ヶ月半くらいは、悪露があったのでナプキンをあてており、ナプキン交換をしていました。それを過ぎたら、尿もれ用のおりものシートのような商品があるので、それを使っていました。

産後、時間が経つにつれて尿もれ問題はだいぶ収まりましたが、くしゃみ時に漏れてしまうのは、産後6ヶ月くらいになってもまだたまに発生していました。

いきめないから便を出せない

排便用の筋肉もどうやらダメージが大きかったようです。さらに、会陰まわりが怪我している状態なので、痛くてあまり力むことができませんでした。

そのため、妊娠が終わって、便秘ともお別れかと思ったのですが、今度は便を押し出す筋肉が弱ってしまい、全然押し出せなくなってしまいました。そのため、便意があってもなかなかうまく出せず、とても苦労をしました…。

産後2ヶ月くらいはとても苦労したように思います。だんだんと回復していって、通常通りに戻ったと思います。

最後に

以上が、出産前後で私がびっくりしたことでした。他にも聞いてたけど、こんななの!?と思うこともあったのですが、まずは、知らなかった!と思うことをかいてみました。すべて、私の場合はなので、同じ方がいるかはわかりませんが、そういうこともあるのかと思ってみていただけたらと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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