妊娠後期に入り、陣痛がきた時の準備を始めました。陣痛がきて出産したら、そのまま入院にもなるので、入院の準備も必要でした。
その時に、どういうものが必要なのかは、病院からの冊子と沢山のブログやyoutubeがでているので、そちらを参考にしながら準備しました。
参考になるものは沢山あってもいいと思ったので、私も自分が何を用意したのかをご紹介できたらと思い、記事にすることにしました。
バッグを分ける理由
出産の入院の荷造りを調べていると、「陣痛バッグ」や「入院バッグ」という風に、バッグを分けて紹介しているケースがとても多いことに気づきました。どうして分けているのかなと私も不思議に思ったのですが、調べてみたらわかりました。
陣痛バッグとは、陣痛がきて出産までの間に必要なものを入れておくバッグのことを言うそうです。そして、入院バッグは、病院に入院する上で必要なもので、主に出産後に必要になってくるものを入れておくバッグのことでした。
では、なぜ、わけるのかというと、陣痛が来た時、もしかしたら一人で病院に向かわないと行けないかもしれない時に、お腹も痛いのに大荷物を持っていくのはかなり大変だそうで、ひとまずすぐ使うものだけをサッと持っていき、あとから必要なものは家族に持ってきてもらうのが便利だからわけておくということでした。
なるほどと思い、私も分けることにしました。
キャリーケースにすべきか迷う
いよいよ荷造りをと思い、必要なものをピックアップしたら、結構な量の荷物がいることがわかりました。
そこで、バッグについて悩みました。かなり荷物が多いのですが、私は大きいバッグはそんなに持っていませんでした。一番大きいといえば、過去に出張で使用していたキャリーケースがありました。しかし、機内持ち込み可能なサイズなのでそこまで大きくはありません。
ブログやyoutubeを見ていると、キャリーケースで行く方も多く見受けられました。やはりキャリーケースが無難なんだろうか?と考え始めました。
しかし、キャリーケースは持ち運びは楽だし、頑丈なので便利ではあるのですが、開けるときに広げる必要があります。しかし、私が入院する病院の病室を見たことがなく、広げるだけのスペースがあるのかはわかりませんでした。
迷った挙げ句、結局、私はキャリーケースで行くのはやめることにしました。やはり広げられる場所がないかもしれず、ベッドの上で広げるのは避けたかったので、やめることにしました。
荷物が5つになってしまった
さて、いよいよ自分の荷物を用意してみたところ、私はなんと、5つのバッグに分かれてしまいました。
具体的にどのように分けたかというと、こちらの5つです。
- リュック
- 陣痛バッグ
- 破水バッグ
- 入院バッグ
- 退院バッグ
それぞれの荷物について、詳細を記載していきます。特にあってよかったものとなくても良かったものと両方ご紹介できたらいいなと思います。
1.リュック
リュックは普段から使用しているバッグです。貴重品や母子手帳、診察券などが入っています。今回は、入院に関する書類などもあったので、リュックに入れておき、いつでも持ち出せるようにしていました。具体的な中身は以下です。
- いつも入れておいた物
- お財布
- 家の鍵
- ハンカチ
- マスク予備
- マスクケース
- ナプキン
- リップクリーム
- ティッシュ
- 入院関連の書類
- 母子手帳ケース(母子手帳、診察券、保険証、ハンコ)
- 直前に入れて持っていくもの
- 妊娠糖尿病関連の品(血糖値のノート、血糖値測定器、使用中のインスリン、針やチップ等)
- 常備薬(アレルギーの薬)
普段遣いのバッグでしたが、万が一に備え、基本は入院書類なども全部入れて持ち歩いていました。あまりお出かけはしなかったですが、検診の日なども持ち歩いていました。
2.陣痛バッグ
陣痛が発生した際に、一緒に持っていくバッグです。万が一、夫がいなくてもこのバッグだけは持っていき、他の荷物はあとから持ってきてもらうようにしていました。
このバッグには、陣痛時から出産までに必要なものを入れていました。一つ一つご紹介します。
まずは、あってよかった!と思うものです。
横になっても飲めるストロー
こちらは、どなたのブログやyoutubeでも必ずと言っていいほどおすすめされていたものです。陣痛中、普通にドリンクを飲むのが難しく、横になっててもストローで飲めるのがとても便利とのことでした。
実際、私はこれを持っていって本当によかったです! 私は薬で陣痛を促進していたので、陣痛の間隔が短い時が何時間も続き、ちょっと動くとすぐに陣痛が来てしまうので、飲み物を飲む仕草すらやりたくなくなっていました。そこに、ストローつきペットボトルを用意しておけば、夫にストローを口に持ってきてもらうだけで飲めたので、非常に助かりました。命がつながったと言えるくらい、持っていって良かったです、
ちなみに私は、100円均一のものと迷ったのですが、ペットボトルの残量が少なくなってもストレスなく飲みたかったので、こちらの商品を購入しました。
充電ケーブル/タコ足ケーブル
絶対にあってよかったです。特にタコ足ケーブルは延長コードとしても活躍しました。病院にもよるかもしれないですが、私の場合は、なかったら充電ケーブルが届かず、終わっているところでした。
また、借りれるコンセントが1つしかなかったので、タコ足になっていてとてもよかったです。スマホ以外にもfitbitをつけていたりしたので、複数の充電ができるようにできたのはよかったです。出産後も基本は、ベッドの電源コンセントは1個だったので、タコ足があってとても便利でした。
ペットボトルの飲み物(500ml)
飲み物は、絶対に必要だと思います。ですが、大きいボトルは持つ余裕がないので、500mlがいいと思います。いきみ逃しでものすごく呼吸をするので、口がすごく乾き、よく水分を飲んでいました。
S字フック
ベッド横に必要なものをひっかけられるようにするのに便利です。ペットボトルやリップクリームなどを寝たまま取り出せるようにしていました。私はミニ手提げも持っていっていたので、それをS字フックにひっかけて、その中に荷物を入れていました。
出産後もS字フックは活躍してくれました。
産後、かなり体がきつく、動くのがとても大変です。できるだけ自分の周りに必要なものを置き、あまり動かなくて済むようにするのがおすすめです。そんなとき、陣痛時と同様に必要なものをひっかけておけるのはとても便利です。ゴミ袋もひっかけて、ゴミ箱までいかなくてもゴミを捨てられるようにもしていました。
産褥パッド
陣痛時には、病院からも産褥パッドの支給(と言っても出産費用に含まれていると思いますが)されるものがあったので、持っていったものは使いませんでした。
しかし、出産後、出血量がものすごくて支給品では足りず、自分で持って行ったものも全部使い切りました。念のために持っていってよかったです。
持参したパッドは5枚でしたが、全部使い切りました。病院からは、Lサイズが5枚とMサイズ5枚×4セットあったのですが、入院中に全部使い切りました。出血量は人によるようですが、私は結構多かったのかもしれません。その後は、普通の生理用ナプキンで対応できました。
私が準備した産褥パッドは、破水時も対応できると5枚入りのこちらを用意していました。
産褥ショーツ
病院からは、出産時は産褥ショーツは支給品にあるので不要だと言われていたのですが、入院時には必要になりますと言われていました。念のため、陣痛バッグにも1枚だけ入れて持っていっていました。
実際、出産時にはセットの産褥ショーツを使ったので、持参したショーツは使いませんでした。
出産後は、セットの産褥ショーツは汚れてしまって使えなかったので、持参した産褥ショーツで過ごしていました。ちなみに、出産時に使用していたショーツは、かなり血で汚れてました。大きな産褥パッドをつけていたのに。持参したショーツだったら、ショックだったかもしれません。
ちなみに、陣痛バッグに入れていた産褥ショーツは、万が一帝王切開となっても大丈夫なようにお腹部分も開くタイプを持っていっていました。
メガネケース
陣痛時にもメガネはしていのですが、かなり汗をかいたり、顔を押し付けて陣痛を耐えていて、めがねをまともに付けていられなかったので、ケースに夫がしまっておいてくれたりしました。
また、産後は寝るときなどにメガネを外すので、ケースに入れていました。普段はそのままメガネをデスクなどに置いておくのですが、産後は赤ちゃんと同室で、デスクだとメガネを探してしまうので、赤ちゃんが泣いたらパッとお世話できるように、ケースに入れてベッドにおいていました。
ハンディ扇風機
陣痛時には、余裕がなくて使うことができませんでした。
出産後は、シャワーのあとに体を冷やすのに使用したり、涼むのに重宝しました。とてもよかったです。そもそも、普通に外出時にもよく使っていたので、持っていてとても便利でした。
ウェットティッシュ
陣痛時には使いませんでした。
産後は、乳首ケア等でクリームを塗りまくっていたので、赤ちゃんにくわえさせる前にウェットティッシュでチク儀を拭いていました。なくても大丈夫だった気がしますが、結構使っていました。
小銭入れ
病院の自動販売機やコンビニでの買い物用にと思って用意していましたが、陣痛時には夫が必要なものをかって持ってきてくれましたし、入院中も同様に持ってきてもらっていたので、自分で何かを買いに行くことはありませんでした。
イヤホン
リラックスタイムなどに使うかなと思ったのですが、そんな余裕も時間もありませんでした。一度も使いませんでした…。
汗拭き用タオル
汗はとてもかきましたが、拭いたりする余裕がなかったので、結局使いませんでした。
アルコールスプレー
消毒用にと思って持っていきましたが、病院なので、消毒はしっかりあり、持参不要でした。
ゼリー
陣痛時に空腹になったらと思って持っていったのですが、そんな余裕ありませんでした。
そもそも妊娠糖尿病なので、勝手に食べるのはNGでした。でも一応持っていっていました。結局産後に1個だけ飲んでいいと言われて飲ませてもらいました。
3.破水バッグ
私は、陣痛が来たらタクシーで病院に向かう予定でした。陣痛タクシーを登録していたのですが、私の住んでいる地域は、陣痛タクシーも迅速には来れないということを知り、場合によっては普通のタクシーに頼ることになることもあると覚悟をしていました。その場合、もしも破水してタクシーを汚してしまうと、クリーニング代を請求される場合があると書かれているサイトがあったので、タクシー内を汚さないように対策しました。
結局、私は陣痛が来なかったので、使われることはなかったのですが、何を用意していたかを記載しておきます。
ブルーシート
タクシーの座席に敷くように用意しました。もし使わなくても、災害時に活用できると思ったので、ブルーシートを用意しました。
バスタオル
ブルーシートの上にひこうと思い、一緒に用意しました。
産褥パッド1枚
万が一、突然破水した場合にもすぐに産褥パッドを装着できるように持っていました。その場でつけるということはないでしょうけれど、どこだっけ?と探すことのないようにすぐ手に取れる場所に用意したという感じです。
4.入院バッグ
出産後、数日入院するので、そこで必要なものを用意しました。
私の入院する病院は、事前に以下のものが用意されていました。
- 出産関連
- プローブ用ベルト1セット
- 産褥ショーツ1枚
- 直後パッド1枚
- ナプキンL5枚×1パック
- ナプキンM5枚×4パック
- ベビー臍消毒用アルコール綿30枚
- 入院関連
- メイク落とし・洗顔フォーム
- 化粧水 ・保湿クリーム
- バスタオル・フェイスタオル・ボディタオル
- シャンプー・コンディショナー・ボディソープ
- 歯ブラシ・歯磨き粉 ・
- コップ
- くし
- パジャマ(入院着)
- 箸・スプーン・フォーク
- 綿棒
- コットンティッシュ
- スリッパ
- 靴下
- その他
- テニスボール
- 円座クッション
- 授乳クッション
- ニップルシールド
かなり沢山用意があったので、荷物が減ってとても助かりました。
では、私が持っていった入院の品をご紹介します。
産褥ショーツ
入院バッグには、3枚いれていました。陣痛バッグにいれていた1枚を足して、全部で4枚持っていました。入院期間は5日でしたが、途中で洗濯物を夫に持って帰ってもらい、洗って持ってきてもらうこともしました。
3枚セットで2千円しないものでも十分に役割を果たしてくれたし、1ヶ月履き続けても問題ないものでした。満足しています。ちなみに、万が一帝王切開になった時用に購入していた産褥ショーツも数度履きましたが、お腹もあけられるところがちょっとチクチクして、私は痒くなってしまったので、あまり履きませんでした。帝王切開じゃなくてよかったです。
産褥パッド/ナプキン
陣痛バッグのときにも記載しましたが、出血が多かったので、持っていって良かったです。持っていかなくても、コンビニで買えるのですが、自分が普段使用しているナプキンなどのほうが使い勝手はいいかなと思います。
産褥パッドは全部使い切りました。ナプキンは夜用の物を2種類1パックずつ持っていき、ほぼ使い切りました。トイレに行くたびに結構汚れてて買えていたら、あっという間になくなってしまいました。
授乳ブラ/授乳キャミ
授乳ブラは1枚、授乳キャミは2枚持っていきました。
授乳ブラは元々3枚持っていたので、2枚は洗い替えで普段遣いにしており、残り1枚と授乳キャミを入院バッグにいれていました。入院する時(出産時)に1枚着用していることになるので、残りの1枚を夫にあとから持ってきてもらって過ごしました。
ちなみに、犬印のハーフトップは締め付けがまったくなく、授乳するにはとても使いやすかったです。ただ、ホールド感は少し弱いので、バストの形は保てない感じではありました。
マタニティ時から使用していたワコールのハーフトップは、つけ心地はとても良かったですが、授乳時には少しブラが邪魔することがあったので、しっかり乳首を出さないといけず、犬印のものと比べて使いづらいなと思っていました。
授乳キャミソールは、着心地も楽ちんなのに、バストの形もある程度保ってくれるので、シルエットがきれいでした。授乳もしやすかったので、とてもよかったです。
着圧ソックス
産後はとてもむくむとのことで、持っていってみました。3足持っていきました。元々、あまりむくまないタイプだったのですが、産後2日目からものすごく足がむくみました。着圧ソックスでだいぶ楽になったので、持っていって良かったです。
ニップルシールド
母乳をあげるときに乳首が痛くなりそうだったので、事前に購入して持っていきました。少し使ってみましたが、まだ大丈夫そうだったので、普通に直に乳首をくわえせており、あまり使いませんでした。
ニップルクリーム(ピュアレーン)
ピュアレーンという商品のニップルクリームを持っていきました。
私もくわえさせるのが下手ですし、赤ちゃんもまだ下手くそだったので、産後1日でかなり乳首があれかけてしまい、助産師さんにクリームを塗ることを進められました。それ以降、授乳のたびに塗っていたので、持っていって良かったです。
スキンケア用品
シャワーは出産翌日に入れるようになったので、スキンケア用品は持っていってました。私はアトピー持ちなので、化粧水などでかぶれることがあるため、自分の使っているものを持っていっていました。
化粧道具
退院時にちょっとだけ顔を整えるように、ビューラーと日焼け止めクリームとアイブローの3点だけ持っていきました。入院中はすっぴんです。化粧などする余裕はありませんでした。
マスク
コロナ禍でもあったので、マスクは多めに持っていっていました。
洗濯物入れ
汚れ物を入れる袋として、洗濯ネットを持っていっていました。普段、洗濯をあまりしない夫にそのまま突っ込んでいいよと言って渡せるようにしておくという意味もあり、洗濯ネットを持っていきました。
ふりかけ
以前に別の病院で入院したとき、本当にご飯の味が薄く、お米の量が多くてふりかけがないと食べきれないという体験をしたので、持っていきました。幸い、今回の病院はとてもご飯が美味しく、おかずの量も豊富だったので、ふりかけを使う場面がなかったのですが、通常、病院食はふりかけがあったほうがいいと思っています。
5.退院バッグ
退院するときに必要なものを入れているバッグです。入院中に持ってきてもらうのでも間に合うものになります。
私の退院時に着る服
退院時に着る服を事前に用意しておきました。シャツ、ワンピース、レギンス、靴下を用意しておきました。
ベビー服
赤ちゃんは、入院中は病院で貸し出しているベビー服を着ているのですが、帰宅時は持参した服に着替えさせて帰ります。よくこのときに、セレモニー服を着せるみたいです。
私は、セレモニー服に興味がなかったので、普通のカバーオールと短肌着、おくるみとガーゼを用意しておきました。一応、カバーオールは、可愛いものにしてみましたけど。
おむつ関連
赤ちゃんは、どこで尿や便をするかわからないので、持参して持ち歩く必要があります。
おむつ、おしりふき、おむつ替えシート、おむつ用ゴミ袋をおむつポーチに入れておきました。このポーチを夫にもってきてもらいました。
最後に
陣痛バッグと破水バッグは、1つにまとめることもできたのですが、カバンが小さくて入り切らなかったので、分けることにしました。
同様の理由で、入院バッグと退院バッグもわけることになりました。途中で、何度か不要なもの(洗濯物や使わなかったもの)を事前に夫に持って帰ってもらうなどし、荷物はなるべく少なくしておきました。
以上が私が事前に用意していた荷物です。人によっては、もっと他にもいるものがあったり、私が必要だったものも不要と感じる方もいるかも知れません。少しでも参考になればと思います。