妊娠糖尿病①妊娠初期に検査を行う

今日からは、妊娠糖尿病についての話をしたいと思います。かなり内容が濃くなるように思うので、何回かに分けて書きます。私の体験談なので、言われたことや行ったことはすべて、一例として参考にしていただけると幸いです。

さて、今回は、妊娠12週で行った妊婦健診で、妊娠糖尿病疑いと診断され、詳しい検査をすることになったときの話を書きます。

血液検査で妊娠糖尿病疑い

妊娠12週のことでした。2週間ぶりに妊婦健診に行くと、妊娠糖尿病の疑いがあると診断されました。まだ、つわりがまだ残っている頃、妊娠初期でした。

妊婦検診では、毎回血液検査があるので採血をしていました。その日、先生に「血糖値が少し高いので、妊娠糖尿病の検査をしましょうか」と言われました。「え?妊娠糖尿病?なにそれ???私、糖尿病なの?」と、少し動揺したのを覚えています。採血の結果では、”血糖値”の値が高いとのことでした。実は、具体的な数値はその場でパッと言われただけなのでちゃんと記憶していないのですが、100は超えていたと思います。でも125はいってなかったように思います。

そもそも”血糖値”なんて、普段気にしたことがなかったので、何が起きているのかわかりませんでした。とりあえず、別日に検査の予定を予約し、この日は一旦帰りました。そして、帰ってから、妊娠糖尿病について調べました。幸い、とても沢山のサイトがあり、情報は沢山でてきたので、妊娠糖尿病がどういう病気か、これから行う検査がどういうものはか理解することができました。それでも、自分が妊娠糖尿病になってしまっていたらと思うと、やはり不安はありました。

妊娠糖尿病検査へ

私が行う検査は、「空腹時経口ブドウ糖負荷テスト」という検査だそうです。

検査の仕方は、とても甘い炭酸の飲み物を飲み、飲む直前、1時間後、2時間後の3回採血を行い、血糖値の変化をみていくというものだそうです。最低でも2時間かかるし、そこから検査結果の共有の診察があるので、かなり時間は有する検査のようです。

検査の日は、前日の21時から食事はNGとなり、水分も基本水飲みでした。私はまだつわりが残っていたので、水だと気持ち悪いことを事前につたえ、お茶も本当は避けてほしいが少量ならいいとのことで元々少量しか飲んでなかったので、お茶で過ごしました。

当日はもちろん、ご飯は食べません。飲食禁止なので、水分も基本はNGでも、少量の水ならいいとのことでした。つわりもあったし、特に前日の夜に食べてはいけないものなどもなかったですし、人間ドックでよくこういった食事制限にはなれていたので、あまり困ったりもきつかった記憶もありません。

空腹時経口ブドウ糖負荷テスト

検査は朝一の9時からだったので、病院につくなり、早速検査が開始されました。

まずは、空腹時の血糖値測定ということで、採血をします。採血をした直後、その場で瓶に入ったサイダーのような甘い飲み物を飲み干すように言われました。え?ここで?と正直、びっくり。採血した人がそのままそこで私が飲んでいる様子を見ているので、急いで飲まなければという焦りました。お仕事で仕方ないとは思いますが、炭酸は一気飲みしづらいし、かといって、ゆっくり飲んではいけないオーラを感じるし、とても飲みにくかったです。飲んだサイダーみたいな飲み物は、甘くてちょっとねちょっととろみのあるジュースでした。お腹が空いていたので、つわり中でしたがなんとか飲めました。でもやっぱり、飲み干すまで監視されてるので、気持ち悪さとか気にする余裕もなく、もうとにかく急いで飲んだ印象です。

飲み干したら、1時間後にまた採血がありますとのことで、1時間待合室で待機するように言われました。血糖値変化につながるので、基本歩き回ったりせず、じっとしててくださいとのことでした。待合室でただひたすら1時間待つのは、とても暇です。私はiPadやkindleを持っていったので、ゲームをしたり、読書をして過ごしていました。特別な待機所がないので、待合室が混んでいる日だったら、座れなくて大変だったかもしれません。幸いこの日は、座って過ごすことができました。

1時間後、2度目の採血へ。今回は、血を抜くだけで終わりました。そして、もう1時間また待機してくださいと言われました。先程同様、待合室に戻って、また1時間経過するのを待ちました。

1時間後(サイダーのような飲み物を飲んでから2時間後)、3回目の採血を実施しました。これで検査は終了し、あとは結果を待つだけでした。結果が呼ばれるまでは時間がかかるとのことだったので、空腹だったのもあり、お昼を食べに出かけました。

検査結果”3点陽性”

検査結果で呼ばれたのは、14時でした。9時に来ているので、かなり長丁場…。そして、結果はというと…。3回の全部がひかかってしまいました。全部、基準より高かったそうです…。

3回ともひっかかることを「3点陽性」というそうです。産科では、「妊娠糖尿病です」とはいえないので、糖尿内科の先生に見てもらって、診断してもらってくださいとのことでした。

具体的な数値でいうと、血糖値が空腹時100m以上、1時間値180ml以上、2時間値150m以上の、どれか2個以上該当すると妊娠糖尿病になるようなのですが、私は全部越えていました。

  • 空腹時→111 (100以上で該当)
  • 1時間後→200 (180以上で該当)
  • 2時間後→193 (150以上で該当)

かなり超えていた… しかも1時間後は200って。。。自覚症状は全くなかったけど、血糖値は上がっていたのだと思います。

ちなみに、毎年人間ドックに行っているのですが、私は糖尿病ではありません。でも、血糖値が少し高めで100~110の間であることが多く、放っておいたら、将来糖尿病になっていく可能性がある数値ではありました。その影響もあって、今回全部ひっかかったのかもしれないなとは思いました。

この日は、糖尿内科の予約をして帰宅しました。私にとって幸いだったは、通っていた病院が大学病院で、糖尿内科も院内にあり、診療科が違っても連携がしっかりされていることでした。同じ病院なので、情報を共有してくれる感じです。予約とかはそれぞれの診療科で行わないといけないのですが、連携して診てもらえるのは助かりました。

ここまでが、まずは「妊娠糖尿病疑い」と言われた際に行った診察や検査です。次回は、糖尿内科に行ってみたら…というお話を書きたいと思います。

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